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地方公共団体は、私たち市民が毎日生活していくために必要な道路の整備、ごみの処理、飲料水の供給や下水道の整備、子どもたちが通う学校や図書館の運営等々、多くの重要な仕事をしています。
こうした事業を行う上で、地方公共団体には事業を進める機能と、その事業の内容を審議し、地方公共団体の意思を決定する機能の二つの機関が存在しています。
前者を市長等によって代表される執行機関、後者を議事・議決機関と言い、市議会が設置されています。
議事・議決機関としての市議会は、市民の皆さんから選挙によって選ばれた議員で構成され、会議は合議制となっています。
市議会は、事業の決定や推進に当たり、市民に代わって、市民の意思を市政に反映させ、市民生活の中でいろいろな問題の解決を図る重要な役割を担っています。
市長は、事業を策定・計画し、議会の議決により賛意を得られたものについて執行することになります。
したがって、両者の意思が一致したものが、行政として実施に移されるわけです。
よって、市長と市議会は、お互いに独立した組織として均衡と抑制を保ち、よりよい関係のもとで、
よりよい市政を進めることが大切です。