本文
多様な性を認め合い、共に生きていく社会にむけて
『多様な性』を正しく理解
LGBTQ(エル・ジー・ビー・ティー・キュー)って何?
「LGBTQ」の意味を正しく理解していますか?
Lesbian(レズビアン)・・・・・・・・・・・・・性自認が女性で女性を好きになる人、女性同性愛者
Gay(ゲイ)・・・・・・・・・・・・・・・・・・性自認が男性で男性を好きになる人、男性同性愛者
Bisexual(バイセクシュアル)・・・・・・・・・・女性も男性も両方好きになる人、両性愛者
Transgender(トランスジェンダー)・・・・・・・生まれた時に割り当てられた性別と、性自認が異なる人
Questioning(クエスチョニング)・・・・・・・・・自分自身のセクシュアリティを決められない、分からない、決めないなどの人
※Qは「クィア」という、好きになる性や、心の性の分け方が難しい方全般をあらわす言葉として使われる場合もあります。
「LGBTQ」はこれら5つの単語の頭文字から取られた言葉ですが、多様な性を持つ人を総称する場合に使われることもあります。その他にも、エックスジェンダー(男性・女性のいずれかとは明確に認識していない人)など、様々な性の在り方があります。
~ 動画で見てみましょう ~
人権啓発動画「あなたが あなたらしく生きるために 性的マイノリティと人権」(クリックでYouTube法務省チャンネルにリンク)
この旗は、レインボーフラッグといいLGBTQの尊厳と社会運動を象徴するものです。
現在では赤・オレンジ・黄・緑・青・紫の6色が使用されています。
「周りにいない」のではなく、「言えない」から「気づいていない」だけ?!
LGBTQとの人口規模は約8.9%(約11人に1人)との調査があります。(2020年、電通ダイバーシティ・ラボ調べ)
これは、左利きの人や、AB型の人たちと同じ割合です。
「思ったより多いな。自分の周りにはいないよ。」と思うかもしれません。
LGBTQ当事者の方たちは、以下のような様々な「生きづらさ」や「悩み」を抱えていることがあります。
○「普通の人ではない」というレッテルを貼られる。
○誤った認識や無関心による何気ない言葉が、当事者を傷つけることがある。
○就労にも壁がある。性的指向をオープンにすると就職できなかったり、在職中であれば離職を迫られたりする。
○性的指向について打ち明けたところアウティング(※)され孤立する。
(※)アウティング:本人が望んでいないのに、他人によって自分のプライバシーが明かされること
こういった理由により、自身の性的指向や性自認を打ち明けられない人もいます。
性のあり方(性的指向・性自認=SOGI)は、一人ひとり違っています
性のあり方は、「身体の性」だけでなく、「性的指向」「性自認」「表現する性」の4つの指標があるといわれています。
☆性的指向(Sexual Orietation):どんな性別の人を好きになるのか
☆性自認(Gender Identity):身体の性とは関係なく、自分自身の性をどう思っているか
皆がみんな異性を好きになるのではありません。
同性を好きになる人、同性も異性も好きになる人、どちらも好きにならない人、
身体の性は男性でも、こころの性は女性の人、自分自身の性が男性か女性か決めかねている人
みんなが違った「性のあり方」を持っています。
だからこそ、その多様性を認め合い、共に生きていくことが必要です。
一人ひとりの個性が尊重され、その能力が十分に発揮される環境づくり、すなわち多様性を認め合う社会を実現することは、多くの人たちが暮らしやすい居場所となるのではないでしょうか。
朝霞市パートナーシップ・ファミリーシップ制度
朝霞市では、一人ひとりが互いの人権を尊重し、だれもが自分らしく生きられるよう、パートナーシップ及びファミリーシップ制度を実施しています。
パートナーシップ・ファミリーシップ制度とは、一方または双方の性自認が戸籍上の性別と異なるものまたは性的指向が異性のみではないお二人が、お互いを人生のパートナーとし、日常生活において継続的に協力し合う関係であることを市に届け出ると、市から「届出受領証明書」と「届出受領証明カード」を交付する制度です。また、パートナーシップの届け出をしたお二人のどちらか一方または双方と生計を同じくする子どもや親等がいる場合には、家族として協力し合う関係であることを届け出ることができます。
制度の詳細につきましては、朝霞市パートナーシップ・ファミリーシップ制度(ホームページ)をご確認ください。
LGBTQに関する取り組みについて
朝霞市では行政手続きを行う上で、必要な各種申請書等において、不必要な性別欄は削除することや男女以外の欄を設ける取り組みを進めています。
また、多様な性への理解を深めるセミナーの開催や、窓口や電話対応における配慮等を行っています。
R3年度あさか女(ひと)と男(ひと)セミナー第2部 「女子高生になれなかった少年が今思うこと~みんな多様でみんないい~」セミナーチラシ [PDFファイル/1.37MB]
R4年度あさか女(ひと)と男(ひと)セミナー第3部 「ありのままでいよう~ジェンダー・セクシュアリティの視点から~」セミナーチラシ [PDFファイル/1.62MB]
平成30年広報あさか3月号にて、LGBTをテーマに特集記事を掲載しました。
男女平等推進情報そよかぜNo40 「教えて!LGBTのこと~多様な性を知る 自分らしく生きられる社会へ~」 [PDFファイル/940KB]
リーフレット・チラシ
○若年層向けチラシ
性に関する考え方は、あなた自身も、あなたが思う大切な人も、みんな誰一人として同じ人はいません。
その個性や能力を尊重し、お互いに認め合うことが大切です。
○一般向けリーフレット
誰もが持ち合わせている性的指向・性自認(SOGI)に関し、正しい理解をしていただくためのリーフレットです。
○企業向けチラシ
LGBTに関する基本的な知識を得ていただくための企業向けに作成したチラシです。
このチラシは、四市(新座市・志木市・和光市・朝霞市)人権担当が協働して作成しました。
〇SOGIEリーフレット
若年層、一般、企業を問わず、性の多様性についての啓発に活用できるよう「SOGIEってなあに?」を作成しました。
おとどけ講座「LGBTQってなんだろう」を開始しました
若い世代をメインとして、LGBTQについての基礎知識が学べる講座を開始しました。
最近、よく耳にするけど、これってなに?といった基礎的なことから、相談されたらどうしたらいいの?という実践的なことまで学べる講座となっています。
詳細については、こちらをご覧ください。おとどけ講座「LGBTQってなんだろう」
性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律
国では、性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解が必ずしも十分でない現状に鑑み、性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する施策の推進に関し、基本理念を定め、並びに国及び地方公共団体の役割等を明らかにするとともに、基本計画の策定その他の必要な事項を定めることにより、性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性を受け入れる精神を涵養(かんよう)し、もって性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に寛容な社会の実現に資することを目的としています。
詳細についてはこちらをご覧ください。
内閣府ホームページ(性的指向・ジェンダーアイデンティティ理解増進)
埼玉県のLGBTQに関する取り組みについて
埼玉県性の多様性を尊重した社会づくり条例及び基本計画
埼玉県では、全ての県民が互いの人権を尊重しながら共に生きる社会の実現を目指して取り組んでいます。LGBTQ※(性的マイノリティ)の方の多くは、周囲からの差別や偏見を恐れ、当事者であることを隠し生活されており、見えないマイノリティと言われています。これまで長い間支援から取り残されてきており、多様性が尊重される時代において、直ちに人権上の対応が必要とされる問題です。令和4年7月8日から、「埼玉県性の多様性を尊重した社会づくり条例」が施行されました。また、令和5年7月に「埼玉県性の多様性を尊重した社会づくり基本計画」が公表されました。
※埼玉県では、「LGBTQ」を性的マイノリティを表す総称として表記しています。
埼玉県が行うLGBTQに関する取組の情報等について、こちらをご覧ください。
LGBTQ県民講座
令和5年7月3日から、埼玉県が主催するLGBTQ県民講座がオンラインにて開催されています。この講座はLGBTQ(性的マイノリティ)に関する基礎知識やLGBTQ当事者が直面する課題、相談されたときの対応など、当事者の声も交えてわかりやすく解説します。ぜひ、御活用ください。
詳細についてはこちらをご覧ください。 埼玉県LGBTQ県民講座 ホーム
埼玉県LGBTQ県民講座チラシ [PDFファイル/553KB]
啓発資料等
LGBTQに関する基礎知識の説明など、県の啓発に関する資料です。
詳細についてはこちらをご覧ください。啓発資料等
アライ(ALLY)の取組
アライ(ALLY)とは、英語で「同盟」や「味方」を表す言葉で、性的マイノリティ(LGBTQ)を理解し、支援している人、または支援したいと思う人のことを指します。
差別や偏見をなくし、性的マイノリティも安心して暮らせる社会を実現するためには、アライの存在がとても重要です。
県では、県はもとより、企業、県民の皆様がアライになるための取組を行っています。
詳細についてはこちらをご覧ください。アライの取組
企業を対象とした取組
埼玉県では、LGBTQの方にとって働きやすい環境づくりを促進するため、企業のLGBTQに関する取り組みの支援を行っています。
詳細についてはこちらをご覧ください。LGBTQに関する企業を対象とした取組
性的指向や性自認にかかわらず対象となる制度等
埼玉県立病院における同姓パートナーへの病状説明等の状況や、県営住宅に関する制度の説明です。
詳細についてはこちらをご覧ください。性的指向や性自認にかかわらず対象となる制度等
相談窓口
朝霞市での相談窓口
性に関して何らかの違和があり、そのことで生きづらさや悩みを抱えている方はご相談ください。
※いずれも専門の相談窓口ではありませんが、お話をお伺いします。
埼玉県の相談窓口
〇LGBTQ(性的マイノリティ)相談案内
こちらからダウンロードできます。
〇にじいろ県民相談
2022年8月6日から電話とLINEによるLGBTQ相談が始まりました。
・自分がLGBTQ当事者であるかよくわからない
・家族、友人が性的思考や性自認に悩んでいるようだ
・誰にも打ち明けられなかった想いを聞いて欲しい など
性的指向(好きになる性)や性自認(自分の性の認識)に関する悩みについて、電話やLINEでご相談ください。
相談日時: 毎週土曜日18時から22時
(最終受付は21時30分・年末年始除く)
対象者 : 性的指向・性自認に関する悩みがある方及びその周りの方など
(埼玉県内に在住、通学及び在勤の方)
電話番号: 0570-022-282
LINE相談URL: https://lin.ee/2f90PQMd
詳細についてはこちらをご覧ください。にじいろ県民相談チラシ
問合せ: 埼玉県県民生活部人権・男女共同参画課 電話番号:048-830-2927
その他の相談窓口
〇よりそいホットライン(一般社団法人 社会的包摂サポートセンター)
このページに関するお問い合わせ先
それいゆぷらざ(女性センター)
〒351-0016
朝霞市青葉台1-7-1 朝霞市中央公民館・コミュニティセンター内
Tel:048-463-2697 Fax:048-463-0524