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睡眠と休養
「休養」には体や心を休めて疲労を回復すること、気力や体力をたくわえることの意味があります。
日々の生活において、「睡眠」や余暇活動による休養は、心身の健康に欠かせません。
快適な睡眠で心と体の健康を保ちましょう
睡眠は、こども、成人、高齢者のいずれの年代においても健康を維持するために欠かせない休養活動です。
睡眠不足は日中の眠気や疲労に加え、頭痛や肩こり、注意力や判断力の低下に関連する作業効率の低下、学業成績の低下等、心や体にさまざまな影響を及ぼします。自分に合った「快適な睡眠」を見つけ、心と体をいきいきと保ちましょう!
WE NEED 睡眠
市では睡眠に関する正しい情報を紹介するための啓発ポスターを作成しました。
睡眠〇×クイズ
Q1:夜眠れないときは、布団から出て眠くなるのを待つ方がいい 答え:〇
感情が高ぶった状態のまま眠ることはできません。感情を沈め眠りに適した状態にするために、就寝前に行う自分に合ったリラックス法を持つことが大切です。こうしたリラックス法を使っても寝付きが悪く20分以上眠れない場合は一度寝床を出て、暗い場所でリラックスをして過ごし、無理に寝ようとせず、眠気を感じたら寝床に戻りましょう。
Q2:睡眠は長すぎても短すぎてもよくない 答え:〇
一晩に眠ることができる時間には限りがあります。身体が必要とする睡眠時間以上に眠りをとろうと床の上で長く過ごすと、眠りの質が低下することがわかっています。必要な睡眠時間は年齢によっても変化し、個人差があるため、自分にとって必要な睡眠時間を把握しましょう。
Q3:睡眠はこどもの学習定着や脳や身体の成長にも影響する 答え:〇
睡眠には、心身の休養と、脳と身体を成長させる役割があります。良質な睡眠を適切な時間確保することで、集中力が増し学習効率が向上します。さらに、睡眠は学習した内容を強固にする役割も果たすため、睡眠時間を確保することでより学習内容が定着しやすくなります。
良い睡眠のために今日からできること
良い睡眠には質(休養感)と時間(量)が重要です。毎日の生活の中でできることから始めてみましょう。
・睡眠休養感を高める
・睡眠時間を十分に確保する
朝
・起床後から日中にかけて太陽の光をたくさん浴びる
・朝食はしっかり食べる
昼
・適度な運動
・仮眠は30分程度がおすすめ
・テレビの視聴、ゲーム・スマホの使用時間を減らす
・コーヒー、コーラ類、エナジードリンクなどカフェイン飲料を控える
夜
・夕食は寝る2~3時間前に済ませる
・入浴は寝る1~2時間前がおすすめ
・夜ふかしに注意する
・寝床ではデジタル機器の使用を避ける
・寝室は暗く、静かで心地よい温度に
良い睡眠から健康に!「睡眠5原則」
第1原則
・からだとこころの健康に、適度な長さで休養感のある睡眠を
第2原則
・光・温度・音に配慮した、良い睡眠のための環境づくりを心がけて
第3原則
・適度な運動、しっかり朝食、寝る前のリラックスで眠りと目覚めのメリハリを
第4原則
・カフェイン、お酒、たばこなど、嗜好品とのつきあい方に気をつけて
第5原則
・眠れない、眠りに不安を覚えたら専門家に相談を
健康づくりのための睡眠ガイド2023
厚生労働省は令和6年2月に「健康づくりのための睡眠ガイド2023」を策定しました。
令和6年度から開始の国民健康づくり運動「21世紀における第三次国民健康づくり運動(健康日本21(第三次))」では、目標として掲げられた適正な睡眠時間と睡眠休養感の確保に向けた推奨事項を、「成人」「こども」「高齢者」と年代別にまとめています。
詳しくは、下記リンクからご確認ください。