本文
発達障害
発達障害について
≪発達障害とは≫
発達障害者支援法において「発達障害」は「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能障害であってその症状が通常低年齢において発現するのもの」と定義されています。
発達障害は、脳機能の発達が関係する障害です。発達障害がある人は、コミュニケーションや対人関係を作ることが苦手です。そのため、誤解されてしまうことも少なくありません。しかし、その特性を本人や家族、・周囲の人が良く理解し、その人にあったやり方で日常的な暮らしや学校や職場での過ごし方を工夫することができれば、持っている本来の力がしっかり生かされるようになります。
広汎性発達障害
コミュニケーション能力や社会性に関連する脳の領域に関係する発達障害の総称です。自閉症、アスペルガー症候群のほか、レット症候群、小児期崩壊性障害、特定不能の広汎性発達障害を含みます。
自閉症(ASD)
「言葉の発達の遅れ」「コミュニケーションの障害」「対人関係・社会性の障害」「パターン化した行動・こだわり」などを特徴にもつ障害です。最近では、自閉症スペクトラムと呼ばれることもあります。
アスペルガー症候群
広い意味での「自閉症」に含まれる一つのタイプで、「コミュニケーションの障害」「対人関係・社会性の障害」「パターン化した行動・興味の偏り」があります。基本的に知的な遅れを伴わず、言葉の発達や遅れはみられないので、障害があることがわかりにくいのですが、成長とともに不器用さがはっきりすることが特徴です。
注意欠陥・多動性障害(AD/HD)
「集中できない(不注意)」「じっとしていられない(多動・多弁)」「考えるよりも先に動く(衝動的な行動)」などを特徴とします。
学習障害(LD)
全般的な知的発達に遅れはないのに、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論するなどの特定の能力を学んだり行ったりすることに目立つ困難がさまざまある状態をいいます。
関連情報リンク
→発達障害の支援ができる人材の育成や、親への支援、地域の支援期間での助言、県民の方からの相談に応じています。発達障害のある18歳までの子どもとそのご家族、地域の支援機関が対象です。
→発達障害のある19歳以上の方とそのご家族、地域の支援機関の相談支援や就労支援、各研修などを行っています。
→発達障害者就労支援センター(通称「ジョブセンター」)は、就労を希望する発達障害者に対して、相談から就労、職場定着までの支援を実施しています。
→発達障害の特性が気になる子どもに作業療法士等の専門職が個別療育を提供する地域療育センターを、県内9か所に設置しています。(朝霞市は埼玉県南西部に位置します。)
作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、臨床心理士、臨床発達心理士などの専門職が、アセスメントにより子どもの特性を把握し、その子に合った個別療育を提供することによって子どもの発達を促します。(専門職の配置は各センターによって異なります。)
対象児:発達障害の特性が気になる就学前から小学校3年生までの子供
※ 発達障害の診断の有無に関わらず利用することができます。
※ 埼玉県内(さいたま市を除く)にお住まいの方に限ります。
※ 医療機関で発達障害に関するリハビリテーションを受けている方は対象外です。
→毎年4月2日は国連の定めた世界自閉症啓発デーです。
自閉症の人たちが生活しやすい社会は、みんなが幸せに生活できる社会につながります。そのため、日本では、4月2日から4月8日の1週間を、自閉症をはじめとする発達障害をみんなが知るための発達障害啓発週間としています。
児童発達支援センター
障害児のライフステージに沿って地域の保健、医療、障害福祉、保育、教育、就労支援等の関係機関が連携を図り、切れ目のない一貫した支援を提供するために、朝霞市では2つの児童発達支援センターを設置しています。
元気キッズ チルズ
元気キッズ チルズは朝霞市単独では初の児童発達支援センターとして「どんなGENKIもうけとめる」という理念のもと2022年6月に開所しました。
スタッフには経験豊富な保育士、指導員と言語聴覚士、作業療法士、看護師などの各種専門職が在籍し、一人ひとりの発達にあった指導方針を設定し、保育・療育を実施しています。また、肢体不自由児、医療的ケアが必要な児童への療育支援体制や相談支援事業所も併設し、より多くの児童への多角的な支援を実践してます。
問い合わせ先:株式会社SHUHARI 元気キッズ チルズ(朝霞市浜崎79-1)
電話番号:048-260-6312
※地域における障害児やその家族への支援の中核機関として、元気キッズチルズには”朝霞市障害児等療育支援事業”を委託しています。
みつばすみれ学園
みつばすみれ学園は、未就学児で発達に遅れや育ちにくさを抱えるお子さんへ、その状況に合わせた療育の設定をし、訓練や遊びと生活の中で楽しみながら育成への多様な取り組みを行っていきます。子ども達がよりその子らしい姿で日々を豊かに過ごし、家族支援を含む包括的な療育を展開しています。
また、障害のあるなしを問わず、子育てに関する相談を、電話・来園にて受け付けており、地域関係機関と連携の上、事業をすすめています。
問合わせ先:社会福祉法人朝霞地区福祉会 みつばすみれ学園(志木市下宗岡1-23-1)
電話番号:048-471-3115
サポート手帳について
埼玉県では、発達障害のある方が、乳幼児期から成人期に至るまで一貫してよりよい支援を受けられるよう「サポート手帳」を作成しています。
このサポート手帳は、ご家族や本人が関係機関(医療、保健、福祉、教育、就労等)からの支援状況を記録し、必要に応じて関係機関へ提示することによって、相互に共通理解が深まり、継続した支援を受けることができます。
配布窓口:障害福祉課・健康づくり課・教育指導課・こども未来課
サポート手帳はこちら(埼玉県公式ホームページ)からダウンロードもできます