ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 分類でさがす > くらしの便利帳 > 交通 > 交通安全 > > シェアサイクル事業の実証実験がフェーズ2へ移行します

本文

シェアサイクル事業の実証実験がフェーズ2へ移行します

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 記事ID:0108575 更新日:2021年1月25日更新

シェアサイクル事業の実証実験がフェーズ2へ移行します

 朝霞市では、平成31年1月25日から令和3年1月24日の2年間にわたり、シェアサイクル事業の有効性等を検証するため実証実験(フェーズ1)を行ってきました。その結果、様々な成果が確認できましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により新しい生活様式への移行や社会情勢等が著しく変化したことに伴い、実証実験をフェーズ2へ移行し、引き続き、シェアサイクル事業の有効性や地域間の回遊性等を検証していきます。

実証実験フェーズ1の成果

 実証実験のフェーズ1では、放置自転車等の課題、自転車利用の促進、公共交通の機能の補完、地域の活性化等に資する新たな都市の交通システムとして、民間事業者と連携して実施するシェアサイクルの有効性及び課題を検証し、以下のような成果が確認できました。

手軽に利用できる移動手段としての機能性

 実証実験を開始して以降、緊急事態宣言下を除き、利用回数は着実に増加し、令和2年11月は市内で3万回を超える利用がありました。シェアサイクルはいつでも好きな時に好きなだけ利用できることもあり、手軽な移動手段として認知されてきています。利用傾向は、以下のとおりです。

・平日の利用が多く、特に朝と夕方の通勤・帰宅時間帯の利用が多いこと、また、年齢層では30代か
 ら40代の方の利用が最も多いことから、主に通勤に伴う移動に利用されていると考えられます。

・サイクルポート数の増加とともに利用回数も比例して増加したことから、ポートの密度が充実するこ
 とで、目的地のより近くまで移動できるようになり、シェアサイクルの利便性が増し、利用回数が増
 加したと考えられます。

・シェアサイクルは同種のサイクルポートであればどこでも貸出・返却ができるため、市内外を問わず
 利用されており、近隣市のサイクルポートが充実するにつれて、朝霞市と近隣市間の移動にも多く利
 用されていることもわかりました。

☞シェアサイクルは、電動アシスト付き自転車で坂道のある場所でも楽に移動することができ、市民や
 来訪者にとって、通勤や買い物などの日常的な移動はもちろん、市内でのちょっとした移動のほか、
 地域間の往来にも利用できる便利な移動手段の一つとして定着してきていると捉えています。

シェアサイクル利用実績

公共交通の補完機能

 バスは、輸送車両の大きさや道路幅員等の要因により、地域の細かい地点まで運行することができません。しかし、サイクルポートは少しのスペースがあれば設置することができ、シェアサイクルはバスが通れないような細い道路でも利用することができます。

 そのため、バスが行き渡らない地域において、シェアサイクルは公共交通機関の補完的な役割を担うことができ、鉄道駅やバス停、近隣の商業施設等までのファースト/ラストワンマイルの移動しやすさの向上にも寄与する移動手段であることがわかりました。

”三密”を避ける移動手段

 シェアサイクルは、自転車を利用した交通システムであるため、三密を避ける移動手段として利用することができます。

 緊急事態宣言下においては、1ユーザーあたりの利用時間および移動距離が、その他の期間より増加したことからも、普段は鉄道やバス等で移動している方が、三密を避ける等のために移動手段をシェアサイクルに切り替えたケースも多いと考えられます。

放置自転車の低減

 シェアサイクルは、サイクルポート1台ごとに駐輪ラックが設置されているため、自転車が整然と並び、また、まちの景観にも馴染むこともあり、駅前を中心に放置自転車が大きく減少しました。

 放置自転車を減らしたい場所や防ぎたい場所にサイクルポートを設置することで、放置自転車の改善、撤去等に伴う行政のコスト削減にも寄与するものと考えられます。

課題およびフェーズ2での検証

 コロナ禍における事業の継続性、地域間の回遊性、ポートの効率的な再配置、低利用ポートの閉鎖などの利用頻度に応じたスクラップビルド等について、検証します。

シェアサイクルの利用方法はコチラ

https://www.city.asaka.lg.jp/site/musashino-front-asaka/sharecycleride.html