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ふるさと朝霞の歴史(1)旧石器時代から人が住む

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 記事ID:0095035 更新日:2020年3月25日更新

旧石器時代から人が住む

朝霞の地に初めて人が現れたのは、今から約3万年前の旧石器時代です。人々は、厳しい寒さの中、食料となる獲物を追って、 石器を使って狩りをしていました。まだ一定の場所には住まず、獲物を追って移動しながら、キャンプのような生活をしていたと考えられています。

泉水や幸町など、黒目川沿いの台地上で、その頃の人々が火を使った痕跡や、石器などの遺物が見つかっています。

石器(市内で出土した旧石器)
市内で出土した旧石器時代の石器

約1万年前になると、気候は温暖になり、現在とあまり変わらない自然環境になりました。豊かな森にすむ動物の様子も変わり、イノシシなどの小動物が多くなりました。
その頃から、表面に縄目の文様がつけられた縄文土器が作られるようになり、弓矢が使われるようになりました。狩猟や植物採集中心の生活も次第に安定し、人々は竪穴住居をつくり、集落をつくって暮らすようになりました。

泉水では、その頃の大きな集落跡も発見されています。

縄文土器(市内で出土した縄文土器)
市内で出土した縄文土器

弓矢(市内で出土した石鏃)
市内で出土した石鏃(せきぞく・石で作られた矢じり)

また、気候が温暖となった影響で、海岸線が関東平野の奥まで入り込み、荒川沿いの低地はほとんどが海となりました。そこからは魚貝類などの海の幸を得ることもできました。

岡の城山には、その頃の小さな貝塚が残されており、当時の様子を物語っています。