第35回企画展　はまさき―地域に遺るもの―

図録概要

　本展では、これまで朝霞市博物館が行ってきた展示や教育委員会の調査成果の中から、旧浜崎村の村域に焦点を当て、その歴史を語る資料をご紹介します。
　黒目川低地部の土地改良や北朝霞駅前の区画整理事業などを経て、市内でも様相が大きく変化し、今日なおも開発の進む地域ですが、その地名「はまさき」が記録されたのは古く、15世紀末にはすでに集落が形成されていたことが資料からうかがえます。
　さらには、近年開発が進むこの地域では、多くの埋蔵文化財発掘調査が行われており、検出された遺構・遺物からは、中世以前にもこの地が人々の生活の場となっていたことがわかってきています。

目次

　１　はじめに

　２　はまさきの地形

　３　古のはまさき

　４　中世のはまさき

　５　鷹狩りとはまさき〜浜崎氷川神社の御鷹場御定杭〜

　６　祈り・願い・想い～はまさきの大絵馬～

　７　描かれたはまさき～絵図・地図にみる郷土の風景～

　８　北朝霞駅の設置と区画整理

　９　はまさきと鉄道

　10　おわりにかえて～はまさき遊覧飛行～

刊行年月日

　　令和３年11月20日