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水痘の流行注意報が発令されました!

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 記事ID:0084477 更新日:2024年5月15日更新

水痘(みずぼうそう)の流行注意報が発令されました!

令和7年5月14日に、埼玉県より「水痘」の流行注意報が発令されました。

これは、埼玉県感染症発生動向調査による県内医療機関(定点)からの水痘の報告数が4月初旬から増加し、第19週(令和7年5月5日から5月11日まで)に、1医療機関当たり1.43人と、国の定める注意報の基準値である1人を超えたことによる発令です。

 

水痘(みずぼうそう)とは・・?

水痘は、水痘帯状疱疹ウイルスによって起こる感染症で、本県では感染報告数の6~8割程度を9歳以下が占めています。季節的には、12月~7月に多く報告されます。

潜伏期間:約2週間程度(発疹出現の1~2日前から出現後4~5日(もしくはかさぶたになるまで)感染力があります。)

感染経路:飛沫感染、空気感染、接触感染

症状:全身性でかゆみのある発疹、紅斑(皮膚の表面が赤くなる)や丘疹が現れて短期間で水疱(水ぶくれ)や膿疱(膿のたまった水ぶくれ)となり、かさぶたになり治癒します。

 子どもでは通常発疹が初発症状です。成人でより重症になり、皮膚の感染や肺炎、脳炎などの合併症の頻度も高くなります。免疫機能が低下している場合の水痘では、生命の危険を伴うことがあるので十分な注意が必要です。 

 特に妊婦の感染は重症化しやすく、妊娠初期の感染によって、胎児に先天性水痘症候群という低出生体重、四肢低形成、皮膚瘢痕などを伴う先天異常をおこし、分娩前5日~分娩後2日の感染によって新生児に致死的な重症水痘が生じることもあります。

予防するには?

・1歳から3歳未満のお子さんは定期予防接種の対象です。スケジュールに沿って接種を行いましょう。

・マスクの着用や咳エチケットを守ることを心がけましょう。

・患者が使用したもの等に触れた際は手洗いを行いましょう。

水痘への感染が疑われる場合

周りへの感染に気を付けましょう。

症状によっては、早めに事前に連絡の上、医療機関を受診しましょう。

なお、治療には抗ウイルス薬が使用されるほか、かゆみなどの症状に応じた対症療法が行われます。