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麻しん(はしか)の感染に注意しましょう!

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 記事ID:0086667 更新日:2019年5月28日更新

麻しん(はしか)の感染に注意しましょう

麻しん(はしか)患者の発生に伴う注意喚起

5月24日及び25日に、朝霞保健所管内において、麻しん(はしか)患者が2人発生しており、周囲への感染の恐れがある期間に下記の商業施設を利用したことがわかりました。

<感染可能期間の不特定多数の方との接触機会>
患者 患者が利用した時間帯 利用した商業施設

患者A

患者B

 5月20日(月曜日)
  12時~14時

  14時30分~16時

 
 コクーンシティ コクーン2 3階フードコート

 ボーネルンドあそびのせかい 
 コクーンシティさいたま新都心店(ベビーガーデン)

 ※患者の移動は自家用車等であり、公共交通機関等の利用はありません。
 ※医療機関や職場での接触者(受診者等)に関しては、保健所で健康観察を実施しています。
 ※上記商業施設への直接のお問い合わせはお控え願います。

麻しんウイルスの空気中での生存期間は2時間以下とされています。現時点において、この患者が利用した施設等を利用されても、当該患者を原因とする麻しんウイルスに感染することはありません。

上記商業施設を利用された皆さんへ(注意喚起)

・麻しん(はしか)患者と接触した場合は、発病までの期間を考慮し、接触後最大21日間の健康観察が必要です。
・発熱、発疹等の症状から「麻しん(はしか)」が疑われる場合は、必ずマスクを着用し、事前に医療機関に「麻しん(はしか)かもしれない」ことを連絡の上、受診してください。
 また、受診の際は、周囲の方へ感染を広げないよう、公共交通機関等の利用を避けてください。
・心配なこと等がありましたら、朝霞保健所(TEL048-461-0468)にご連絡ください。

麻しん(はしか)の発生状況

4月以降、埼玉県内でも麻しん(はしか)患者が急増しており、埼玉県における令和元年の麻しん(はしか)患者数は、現時点で平成30年の麻しん(はしか)患者数16人を超える21人となっており、注意が必要です。

麻しん(はしか)の発生状況
  H25 H26 H27 H28 H29 H30 R1
埼玉県 26 27 2 8 5 16 21*
全国 229 462 35 165 189 282 486**    

             * 令和元年5月25日時点   **  令和元年5月15日時点


麻しん(はしか)は、空気感染、飛沫感染、接触感染により感染し、その感染力は非常に強いと言われています。
麻しん(はしか)の予防には予防接種が有効です。定期接種は早めに確実に受けましょう。
平成2年4月2日以前に生まれた方は、1回のワクチン接種のみの方が多いため、2回接種していない方は予防接種を検討しましょう。

麻しん(はしか)とは

 麻しん(はしか)は、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症として知られています。
 麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、その感染力は非常に強いと言われています。免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。また、麻しんウイルスは、ヒトからヒトへ感染すると言われています。
 感染すると、約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。死亡する割合も、先進国であっても1000人に1人と言われています。近年は、ワクチンの2回接種が行われ、麻しん(はしか)に感染する方の人数は減っています。

麻しん(はしか)の予防接種を受けましょう

 麻しん(はしか)にかかってしまうと、有効な治療方法はありません。また、麻しん(はしか)は感染力が非常に強く、発病した方と同じ部屋にいるだけて感染し、麻しん(はしか)に対する免疫がない場合には、ほぼ100%の確率で発病すると言われています。
 麻しん(はしか)にかからないよう自分を守るのはもちろんのこと、麻しん(はしか)にかかって多くの人を危険にさらさないためにワクチンの接種は不可欠であり、麻しん(はしか)を予防する唯一の手段です。
 麻しん(はしか)にかかったことがなく、麻しんの予防接種を受けたことがない方は、予防接種を受けましょう。
 確実な免疫を得るためには、2回の接種が望ましいとされています。

麻しん風しん混合ワクチン予防接種

下記に相当する年齢の対象者は、麻しん風しん混合ワクチンの定期予防接種を公費(無料)で接種することができます。
未接種の方は、接種期間内に早めに接種を受けましょう。

第1期:1歳~2歳に至るまでの間の者                                                   
第2期:5歳以上7歳未満であって、小学校就学前の1年間にある者  

関連リンク

埼玉県ホームページ「麻しん(はしか)患者の発生に伴う注意喚起について」
埼玉県ホームページ「麻しん(はしか)について」
・麻しん(はしか)に関するQ&A http://www.mhlw.go.jp/qa/kenkou/hashika/index.html
・国立感染症研究所感染症情報センター http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases/ma/measles.html