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乳がん検診と新型コロナワクチン接種との間隔に関する注意点

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 記事ID:0119466 更新日:2022年3月28日更新

新型コロナワクチン接種後に乳がん検診の受診を希望される方は、下記の内容を踏まえて受診についてご検討ください。

新型コロナワクチン接種後に、接種した側の脇の下や首などのリンパ節が腫れることがあります。厚生労働省が実施した健康状況調査においても、例えばファイザー社のワクチン接種後に腋窩リンパ節腫大を含む反応性リンパ節腫脹が2%程度報告されています。なお、ワクチン接種後のリンパ節の腫れ自体は、免疫が反応しているためであり、時間の経過とともに自然に治るものです。

ワクチンによるリンパ節の腫れは、一時的なものですので、乳がんによって起こりうるリンパ節の腫れとは異なるものです。乳がん検診は、ワクチン接種前に受けるか、ワクチン接種後に受ける場合は、リンパ節が腫れている原因について誤った判定がなされないよう、いつ、どちらの腕にワクチン接種を受けたか、検診医に伝えると良いでしょう。

なお、日本乳癌検診学会は、「検診としてのマンモグラフィや乳房超音波検査はワクチン接種前に施行するか、2回目のワクチン接種後少なくとも6~10週間の間隔をおいてから施行することが望ましい」としています。また、米国のブレスト・イメージング学会は、可能であれば乳がん検診は、1回目接種の前か、2回目接種から4~6週間の間隔をあけることを考慮することを推奨しています。

【 出 典 】 厚生労働省 新型コロナワクチンについて 新型コロナワクチンQ&A