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ペットボトルの水平リサイクル
朝霞市とサントリーグループは、使用済みペットボトルを新たなペットボトルに生まれ変わらせる「ボトルtoボトル」水平リサイクルに関する協定を締結し、令和6年度から事業を開始しました。
「ボトルtoボトル」水平リサイクルは、限りある資源を国内で繰り返し利用することができ、新たに化石由来原料からペットボトルを製造する場合に比べて、二酸化炭素排出量を約60%*削減することができます。
*使用済みペットボトルからプリフォーム製造までの工程において、新たに化石由来原料を使用する場合との比較
なお、ここで出てくるペットボトルとはペットボトルマークの1番のみです。色付きのペットボトルは燃やすごみとなります。
ペットボトルで、また会おうね。
皆さんが分別したペットボトルは、新たなペットボトルの原材料になって、サントリーグループの飲料製品の容器に生まれ変わります。ペットボトルの分別にご協力ください!分別方法など、くわしいことはこちらをご覧ください。
*使用済みペットボトルからプリフォーム製造までの工程において、新たに化石由来原料を使用する場合との比較
共同キャンペーン、やってます!
ペットボトル水平リサイクルの取り組みは、朝霞市だけでなく、和光市でも同時に開始されました。そこで、市民の皆さんに広くペットボトルの分別を呼びかけるため、2市共同でキャンペーンを展開しています。わこうっちとぽぽたんが一緒になって、これからリサイクルの旅に出かけるペットボトルの前で、皆さんに分別をアピールしています!
さらに、朝霞市と和光市では、令和12年度の運転開始を目標に、ごみ広域処理施設の建設事業にも取り組んでいます。事業主体となる朝霞和光資源循環組合と一緒になって、協力してごみ処理を効率よく進めていきます。
水平リサイクルのメリット
水平リサイクルは、さまざまなメリットがあります。
- 皆さんが分別したペットボトルが、新たなペットボトルの原材料として、国内で確実にリサイクルされます。
- 資源を循環する社会の形成に貢献し、温室効果ガスの排出量削減にもつながります。
- 分別したペットボトルが新たなペットボトルに生まれ変わり、サントリーグループの飲料容器に使用されることで、「リサイクルの見える化」が進み、市民の皆さんへの啓発効果が高まるものと期待されます。
- 圧縮したペットボトルは、原材料として市から売払いするため、市の貴重な収入になります。
ペットボトルの出し方は、これまでと変わりません。中身を飲み切って、軽くすすいで、キャップとラベルを取り、つぶさずに直接(袋には入れずに)分別かご、またはネット袋に入れてください。
なぜ水平リサイクルなの?
使用済みペットボトルの樹脂は、一旦ペットボトル以外の用途(繊維など)に使用すると、二度とペットボトルに戻れなくなります。このため、資源循環の観点から、ペットボトルの「ボトルtoボトル」水平リサイクルが求められています。
今回の協定では、ペットボトルの水平リサイクルの技術開発をリードしてきた企業と連携して取り組みを進めています。これまでは、ペットボトルが少しでも汚れていると、リサイクルできず処分していましたが、今回の協定で、リサイクル企業の技術により、多少汚れたものでもリサイクルできるようになりました。今後は、リサイクルできるペットボトルの量が約2割増えるものと推計しています。