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学校給食で中国料理を提供しました(令和4年6月)

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 記事ID:0134462 更新日:2022年10月14日更新

「中華料理」

令和4年6月22日(水曜日)、市内の小・中学校の給食に中華料理を提供しました。

今回提供したのは、「酸辣湯(サンラータン)、青椒肉絲(チンジャオロース)、油淋鶏(ユーリンチー)」です。

給食

 

1.酸辣湯(サンラータン)・・・元祖酸っぱ辛い料理! 

サンラータンは字のごとく「酸っぱい」     「辛い」をハイブリッドさせた「酸っぱ辛い」中国発祥のスープです。元々中国で食されていた辛いスープにたまたま酸っぱい漬物が入ってしまったのがサンラータンの由来とされています。具  材や調味料はいたってシンプルです。キノコや野菜、豚肉を煮立て、黒酢(酸っぱい元)、唐辛子(辛い元)を入れ、最後に卵でとじるだけ。作り方は簡単ですので是非お母さんやお父さん、できれば自分で作ってみましょう!

ちなみに、よく似た料理に「酸辣湯麺(サンラータンメン)」というものがありますが、これはサンラータンにただ麺を入れただけのものですが、日本が発祥とされています。日本ではこの「酸辣湯麺」の方がポピュラーかもしれませんね。

 

2.青椒肉絲(チンジャオロース)・・・ザ・中華の定番!世界中で愛される料理

 中国語で青椒は「ピーマン」、肉はそのまま「豚肉」、絲は「細切り」という意味でこの料理の特徴をそのまま料理名にしちゃった中華の王道です。元々はピーマンではなく、唐辛子と豚肉の組み合わせでした。現代のように物資や食材の流通が困難であった時代では「塩」や「胡椒」を調達するにも一苦労であったため、何とか味付けしようと唐辛子を使用したのがきっかけでした。         

この料理は「華僑(かきょう)」と呼ばれる中国出身で他国に出稼ぎしている人たちにより世界中に広まりました。日本人でも嫌いな人はいないのでは?

 

3.油淋鶏(ユーリンチー)・・・唐揚げの進化系!

青椒肉絲と同じく、料理の特徴をそのまま料理名にした唐揚げの進化系料理です。中国語で油(油を)、淋(かける)、鶏(鶏肉)というように、鶏丸々一羽を油で揚げ、「香味ダレ」をかける料理です。

香味ダレというのは、刻んだ長ネギと生姜、砂糖、醤油、ごま油を混ぜ合わせた調味料で食欲をそそります。ただ、日本で食べられる油淋鶏と中国で食べられる油淋鶏は微妙に違います。日本では一般的に衣をつけて油で揚げますが、中国では「素揚げ」がほとんどです。そのため中国人が日本に来て油淋鶏を注文するとかなり驚くそうです。このように本場中国にアレンジを加え「日本人向けに進化」させている中華料理はたくさんあります。気になる方は実際に中国に行って、知っている中華料理を食べてみましょう!

 

「中国の商文化」

1.日本以上にスマホ文化!・・・スマホをなくしたら終わり
まず中国に行って驚くのは、「スマホ決済」の浸透ぶりです。今でこそ日本でも「スマホ決済(電子マネー)」が広く普及し始めましたが、日本で普 及するずっと前から中国ではほとんど現金」を使う人がいなくなりました。飲食店ではもちろんのこと、個人でやっているような小さな商店や地下鉄、バス、大学食堂、「割り勘」、「お年玉」などもすべてスマホです。

 

2.いたるところに屋台!・・・毎日がお祭りムード
中国にはとにかく屋台が多いです!特に学校周りや駅周辺には曜日関係なく毎日写真のように屋台が出ており、「毎日お祭り気分」が味わえます。値段も安く、「味もまあまあ」なので学生のようにお金がない人にはかなり重宝します。 中国 屋台
3.基本定時で帰れる・・・ストレスフリーな中国
外資系企業を除きますが、中国では定時に帰る方がほとんどです。地下鉄の「終電時間」も上海でさえ「22時台」と早めです。その分早く帰って自分の時間を大切にしようという考えの人が多いです。自炊したり、運動したり、友人と食事に行ったり、実に中国人のアフター5は充実しています。これに比例してか、世界の「睡眠時間」ランキング(OECD2018)でも中国では「9.01時間」と日本の「7.22時間」を圧倒しています。

 

4.量り売り文化・・・果物、魚、肉は基本量り売り
日本では1つ1つ包装されており、個数で買うことがほとんどですが、中国では基本量り売りになります。そのため1個の値段の表示はなく「500g○○元」という表示になっております。店の人が図ってくれることもあれば自分で量ることもあります。1個からでも買えるので一人暮らしにはかなり重宝します。「食品ロス」の削減にも繋がっているようです。 中国 量り売り

 

5.転職は当たり前・・・上昇志向の中国人
中国では少しでも自分にプラスになると判断すれば「躊躇なく転職」します。そもそも中国人は上昇志向が強いので、1つの会社に留まるのは自分の可能性をそこでストップさせてしまっていると考える方が多いです。転職に慎重な「日本人とは真逆」な感じです。日本人は転職は最終手段なところがあり、多少自分に合わないことがあっても我慢したりすることがありますが、中国人は心のどこかで「合わなければ転職すればいいや」という考えなので、前述したようなストレスフリーに繋がっているのかもしれません。

 

本記事は、記事作成にあたり、多文化推進サポーターの佐嶋佑治様にご協力いただきました。