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学校給食でフランス料理を提供しました(令和7年10月)
フランス料理
令和7年10月28日(火曜日)、市内の小・中学校の給食にフランス料理を提供しました。
今回提供したのは、「クロワッサン」(左下)、「ペイザンヌスープ」(右下)と「白身魚のラタトゥイユソースがけ」(右上)です。
1.クロワッサン
クロワッサンは三日月という意味で、その形から名付けられました。王妃マリー・アントワネットがオーストリアから持ち込んだとされています。フランスでは、主に朝食でコーヒーと一緒に食べています。
2.ペイザンヌスープ
ペイザンヌとは農家風という意味で、キャベツやジャガイモなどたくさんの野菜とベーコンやソーセージなどをコンソメスープで煮たシンプルなスープです。冬の定番、おばあちゃんの味です。
3.白身魚のラタトゥイユソースがけ
ラタトゥイユはフランス南部プロヴァンス地方の郷土料理です。トマト、なす、ズッキーニなどの夏野菜を煮込んだもので、冷やして食べます。肉料理や魚料理の付け合わせとしてもよく出てきます。
フランスの文化の紹介
「生き方の芸術」 Art de Vivre(アール・ドゥ・ヴィーヴル)
フランスには、「生き方の芸術」(アール・ドゥ・ヴィーヴル)という言葉があります。
・美食
ユネスコ無形文化遺産に指定されているフランス料理には、伝統的なレシピや各地域に独自の名物(給食で紹介のラタトゥイユ等)やワインがあり、家庭やレストランでよい食事を楽しむことを大切にしています。
パン屋さんのことを「ブーランジェリー」といいますが、生地作りから焼くまで、すべての行程を店舗内で行っている店だけが「ブーランジェリー」を名乗ることができると国で定められています。
・ファッション
フランスには高級ブランドも多くあります。街には著名なデザイナーの店、デパート、世界の名店だけでなく、セレクトショップや古着店、市場と魅力的な店であふれています。そこでウィンドショッピングをしたり、それぞれのスタイルに合わせた服や生活用品を選ぶことを楽しんでいます。
・芸術
美術館はいたるところにあり、気軽に訪れることができます。学生は、多くの美術館を無料で見ることができます。 春から夏にかけては。各地で音楽祭、演劇祭などのイベントも数多く催されています。
このように日常生活の中にある美意識や豊かな暮らしを大切に生きることを「生き方の芸術」(アール・ドゥ・ヴィーヴル)と言っています。

ニースの市場
記事作成にあたり、多文化推進サポーターの宮嵜 生子様にご協力いただきました。






