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学校給食でアメリカ料理を提供しました(令和5年4月)
アメリカ料理
令和5年4月25日(火曜日)、市内の小・中学校の給食でアメリカ料理を提供しました。
今回提供したのは、「チキンヌードルスープ」です。
チキンヌードルスープ
チキンヌードルスープは、アメリカでは非常に一般的な料理です。
どの家庭でも作られますが、家庭によってレシピも異なります。
例えると、日本の肉じゃがが家庭によって味付けや素材が違うのと、似ていますね。
名前の通りチキンをメインにしたスープですが、他にも野菜が色々と入っています。セロリや人参、パセリなどが一般的ですが、じゃがいもや玉ねぎなどを入れることもあります。
それにエッグヌードルと呼ばれるパスタを加えて、野菜の形がなくなるまで煮込むのです。塩コショウでのシンプルな味付けですが、色々な野菜が入っているのでそのエキスが出て味わいが増しています。
このチキンヌードルスープ、消化もよく身体が温まるので療養食としてもよく作られます。たくさんの野菜が入っているので、栄養価も高いですし、熱いスープなので汗をかいて熱を下げることも出来ます。
現地では、ジューイッシュアスピリン(ユダヤ人の解熱剤)とも呼ばれているほど有名です。熱が出た、と現地の人に報告すると、チキンヌードルスープを持っていくよと言われることもあります。
アメリカ料理
厳密な意味でのアメリカ料理というものは、本当に少ないのです。
アメリカ自体が移民の国なので、料理も各国から持ち込まれているのです。
そしてそれがアレンジされて、段々とアメリカ料理として認識されている、という感じですね。
チキンヌードルスープは、ヨーロッパ系のアメリカ人が持ち込んだ料理、と言っていいでしょう。アメリカの家庭料理としての地位を、現在ではしっかりと占めています。
アメリカ文化の紹介
アメリカの文化についても、これまた移民が持ち込んだものが多いのです。
歴史の浅い国なので、古くからの歴史ある国に憧れる気持ちが大きいのが特徴です。
特に日本との大きな違いはと言えば、ものをはっきり言う、白黒をはっきりつけるということでしょう。
Yes or No?と現地にいるとよく聞かれます。
ええと、とか、どっちでも、は相手を困らせてしまいます。
良い悪いはともかく、自分の意見をはっきりという国民性を持っています。
料理も、美味しいか不味いか、はっきりと言われてしまいますので、頑張って美味しいものを作りたいですね。
あと、これも日本ではありえないことですが、何しろ広い国なので、国内でも時差があります。
旅行の時には気をつけましょう。
記事作成にあたり、多文化推進サポーターのR.U様にご協力いただきました。