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学校給食でアメリカ料理を提供しました(令和6年4月)

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 記事ID:0162465 更新日:2024年12月25日更新

アメリカ料理

令和6年4月23日(火曜日)、市内の小・中学校の給食にアメリカ料理を提供しました。

今回提供したのは、「チキンヌードルスープ」(右下)と「チリコンカン」(左上)です。

アメリカ

1.チリコンカンついて

チリコンカン(Chili con carne)の発祥地は、アメリカ合衆国の テキサス州 だとされています。この料理は、スペイン語で「肉入りのチリ(唐辛子)」という意味を持ち、牛肉、トマト、豆、スパイス、そしてチリペッパーを使ったスパイシーな煮込み料理です。

起源についてはいくつかありますが、19世紀のテキサス州で広まったと考えられています。特に、サンアントニオという町で「チリ・クイーンズ」と呼ばれる女性たちが、広場や市場でチリコンカンを提供していたことで知られています。

一方で、メキシコ料理にルーツがあるとも言われていますが、チリコンカン自体はメキシコの伝統料理ではなく、テキサスでメキシコの影響を受けて生まれたテクス・メクス(Tex-Mex)料理の一種と考えられます。

料理法は以下の材料を鍋に入れてじっくりと煮込みます。

: 伝統的には牛ひき肉が使われますが、豚肉や鶏肉を使うバリエーションもあります。

: 赤インゲン豆やブラックビーンズなどが一般的です。

トマト: トマトソースやカットトマトで風味とベースを作ります。

各種スパイス: チリパウダー(乾燥した唐辛子)、クミン(独特な香りがある)、ガーリックパウダー、パプリカ(ピーマンの一種、赤、黄色、オレンジなどがある)ハラペーニョ(メキシコ原産の青唐辛子(チリ)、カイエンペッパー(唐辛子の一種)でピリッとした辛みを加えます。

食べ方

そのまま: メインディッシュとして、スープのように単独で食べる。

ライスと一緒に: ご飯やコーンブレッドと合わせて食べるのが定番。

トッピング: サワークリーム、チーズ、ネギ、アボカドなどをのせると風味がアップします。

 

2.アメリカの食文化について

アメリカの代表的な食べ物といえば、まず思い浮かぶのはハンバーガーでしょう。しかし実は、ハンバーガーの起源はドイツにあり、そこで作られていたひき肉のステーキ「ハンバーグ」がアメリカに渡り、ひき肉のステーキとして食べられていました。がやがて、パティをパンにはさんで食べるスタイルがはやり始め、大人気となり、瞬く間にアメリカ中に広がりました。そして、ハンバーガーはアメリカ発の食文化として、世界中に広まっていきました。

調理は簡単。牛ひき肉を丸めてパティを作り、スライスチーズをのせて鉄板やグリルで焼き、レタスやトマトなどの野菜と一緒に丸いパン(バンズ)に挟んで出来上がり。好みでケチャップやマスタードを肉にかけ、手に持ってかぶりついて食べます。サイドに添えたピクルスはジューシーなパティと絶妙な相性です。

アメリカのハンバーガーは年代とともに多様化して。無数のファーストフードチェーン店や地域ごとの特色を活かしたクラフトバーガーや、健康志向を取り入れたビーガンバーガー、グルテンフリーオプションなどが登場して、カジュアルな食事から高級志向のメニューまで幅広い層に対応するようになりました。

アメリカではお父さんが庭でバーベキューグリルを使ってハンバーガーを焼く光景がよく見られます。

なお、付け合わせのポテトフライ(フレンチフライ)はマクドナルドが提案したと言われています。

 

記事作成にあたり、多文化推進サポーターの鶴山房子様にご協力いただきました。