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自治会長研修会(平成29年度)
岐阜県瑞浪市を視察しました
朝霞市自治会連合会では、自治会長研修会として、毎年テーマを決めて先進地等の視察を行っています。
平成29年度は、昨年度に引き続き、「都市間交流」をテーマとして、朝霞市と「災害時における相互応援に関する協定」を締結している岐阜県瑞浪市を平成29年10月19日(木曜日)、20日(金曜日)の日程で訪問しました。
岐阜県瑞浪市
岐阜県瑞浪市は、濃野平野の北東端に位置し、室町時代の創業といわれる美濃焼を中心に発展してきた商工業都市です。「化石のまち」としても全国的に知られており、クジラや海獣、ゾウ、ウマ、貝類、植物などさまざまな化石が出土しています。
また、化石以外にも、巨岩おりなす鬼岩(おにいわ)や、大小七つの滝が連なる竜吟の滝(りゅうぎんのたき)、四季折々の花が咲く山里のある自然豊かなまちです。
詳しくは、瑞浪市ホームページをご覧ください。
災害時相互応援協定
大規模な災害が起きた時に、自治体間で食料や生活必需品等の提供、職員の派遣など、両市が行う応援内容について定めたもので、朝霞市は瑞浪市のほかに、長野県佐久市、山形県東根市、福島県須賀川市と同様の協定を締結しています。
研修内容
自治会連合会では、朝霞市が災害相互援助協定を締結している4市のうち、平成24年度に佐久市、平成27年度に須賀川市を自治会長研修会で訪問しています。今年度は、協定締結先の中で、平成23年9月に一番早く交流を始めた瑞浪市を訪問しました。この協定は、災害発生時の助け合いの内容を定めたものですが、非常時だけではなく、日ごろからこうして私たち市民が訪問するなど、さまざまな形で交流を進めることが協定の実効性を高めるためには必要であると考えています。
今回の研修では、同市職員の方にご協力いただき、「化石博物館」や「陶磁資料館」、農作物等直営所「きなぁた瑞浪」、今年の4月にオープンしたばかりの「ちゃわん屋みずなみ」などを視察させていただきました。
「化石博物館」は、全国でも珍しい化石専門の博物館で、今から2000万~1500万年前の湖や海でできた地層に生息していた、貝や魚、哺乳類など1500種類にわたる化石が展示されています。中央自動車道工事の際に採集された化石や市内各所から採集された化石をはじめ、25万点以上もの化石を収蔵、保管し、常設展示室では、約3000点の化石が展示されているそうです。他にも、化石採集体験や講座なども行われており、関心をそそらせるイベントを実施しているそうです。
農産物等直売所「きなぁた瑞浪」では、地域の農家が大切に育てた農産物や瑞浪ボーノポークなどの特産品の販売がされていました。瑞浪市のおいしいものがたくさん詰まっている直売所は、市内外の多くの方でにぎわっていました。特に、瑞浪ボーノポークは、他の国産豚肉よりも肉のうまみ、脂の甘みが強いそうです。
研修を通し、朝霞市と交流を深めている自治体の様子を知ることができ、有意義な研修となりました。
瑞浪市陶磁資料館
瑞浪市陶磁資料館は、美濃桃山陶をはじめとする古代から現代までの美濃焼や、明治時代以降に使われた陶磁器の生産用具や機械などを展示して、美濃焼1300年の歴史を紹介しています。
年に数回の企画展や特別展、作陶・絵付けなどの体験教室を開催し、美濃焼の奥深い魅力や、技術についても紹介している博物館です。
博物館には、朝霞市と瑞浪市が交流をするきっかけとなった、人間国宝の加藤孝造さんの作品も数多く展示してあります。
そのほか、体験教室もあり、マグカップやプチオカリナ絵付けなどを楽しむことができます。