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第6回企画展 川と人々のくらし
図録概要
遠い昔より、私たちは川から食料を得たり、流れを運搬の動力として用いたり、また時には災害をもたらすものとして恐れたりと、暮らしの中で川と密接な関わりを持ってきました。本展では、川をめぐる人々の暮らしについて、考古・歴史・民俗・美術工芸の各分野の資料から検討しました。
目次
1 描かれた川
(1)錦絵の始まり
(2)錦絵に描かれた川
(3)二人の広重
2 原始時代の生活と川
(1)出土遺物にみる川との関わり
(2)川でとれる貝殻を出土する遺跡(貝塚)
3 すなどり
(1)大昔の川漁業
(2)近現代の漁業
4 川と流通
(1)須恵器と流通
(2)土師器と流通
(3)陶器と流通
5 川と信仰
(1)大杉神社
(2)大山講とまんぐり
(3)水神と水神講
6 絵はがきに見る川と行楽
(1)荒川堤の桜
(2)玉淀の風景
(3)長瀞の風景
(4)秩父百景
7 河川絵図の世界
8 荒川の橋
土師器の地域性と比企型坏の特徴 -埼玉県における比企型坏を中心として-
志木市教育委員会 尾形 則敏
須恵器の流通
所沢市教育委員会 根 本 靖
浦和市西部の中世遺跡に見る遺物の流通
浦和市遺跡調査会 山田 尚友
刊行年月日
平成12年3月28日