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第18回企画展 日本のカメラ今昔物語
図録概要
日本では、明治・大正から第二次世界大戦後にかけて、欧米からカメラの製作の技術を取得(模倣)し、徐々に独自の技術等を開発してきました。その結果、カメラの主流が一眼レフカメラになると日本はその技術力を背景に世界一のカメラ大国になりました。現在は、銀塩写真からデジタル写真へと写真の技術が革新的に変化してきましたが、日本が世界をリードしていることに変わりはありません。本展では、日本における初期のカメラから現在のカメラまで、実物資料を多数展示し、材質・デザイン等の変化をご覧いただくとともに、日本のカメラの歴史、その一部を紹介することを企図しました。
目次
1 日本人とカメラの出会い
2 カメラ開発の黎明期
3 カメラ開発技術の蓄積
コラム1 感光材のいろいろ
4 戦後の復興と独自技術への模索
5 世界一のカメラ生産国へ
コラム2 朝霞にあった光学メーカー
6 オートフォーカスの時代へ
7 主役はデジタルカメラへ
コラム3 外国のデザイナーがデザインしたカメラ
コラム4 古写真の世界
関連略年表
刊行年月日
平成18年3月18日