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下水道のしくみと役割
暮らしをささえる下水道
私たちの毎日の生活にはたくさんの水が必要です。
この大切な水はどこから流れてきて、使った後の水がどこへ流れていくのかご存じでしょうか。
下水道のしくみ
【汚水の場合】
家庭からの生活排水や工場からの工場排水等…下水道管(汚水管)を通って終末処理場に集められ、きれいな水となって川に放流されます。
【雨水の場合】
雨水や地下浸透水等…道路側溝等から下水道管(雨水管)を通って、直接川に放流されます。
下水道を清潔に保つために
みなさんが快適な暮らしをしていくために、こんなことに気を付けてください。
【台所】熱湯を直接流さない・天ぷら油や野菜のくずなどを流さない。
【トイレ】トイレットペーパー以外の紙類、油等を流さない。
【側溝やマンホール】土砂、木片、廃油、ゴミ等を入れない。
上記は一例ですが、これらの行為は、下水道が担っている役割に大きな影響を与えます。
下水道の役割
「生活環境の改善」
《清潔で住みよい街になります》
下水道が整備されると、家庭や工場などからの汚水が直接下水道管(汚水管)に流れるので、街の中に汚れた水がたまることがなくなり、生活環境が改善されます。
《水洗トイレが使えます》
下水道管(汚水管)の整備により水洗トイレが使えるようになり、快適で衛生的な生活ができるようになります。
また、下水道管(汚水管)につなげることで浄化槽は不要になります。
《浸水から街を守ります》
下水道管(雨水管)の整備により雨水が排除されるので、浸水が起こりにくくなります。
《川や海がきれいになります》
家庭や工場などから排出される汚水は、下水道管(汚水管)を通って下水処理場に送られ、きれいな水に処理してから川へ流すので、川や海の水がきれいになります。