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新型コロナワクチンの副反応・健康被害救済制度

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目次

​​​ ワクチンの副反応

 副反応疑い報告・健康被害救済制度

 関連省庁ほか

 お問い合わせ

 

ワクチンの副反応

ワクチン接種の効果と副反応をご理解のうえ、接種を検討してください。

過去に予防接種で体調が悪くなった方やアレルギー・基礎疾患をお持ちの方、接種に不安のある方は、事前にかかりつけ医にご相談のうえ、接種をご検討ください。

なお、新型コロナウイルス感染症の国内の発生動向については、厚生労働省の「国内の発生状況など」をご覧ください。

副反応

一般的にワクチン接種後には、ワクチンが免疫をつけるための反応を起こすため、接種部位の腫れ・痛み、発熱、頭痛、関節や筋肉の痛み、疲労、寒気等の軽い副反応は頻繁に現れますが、通常数日以内に治ります。また、まれに起こる重大な副反応として、ショック、アナフィラキシー、心筋炎、心膜炎があります。

厚生労働省の「新型コロナワクチンの副反応について」に、起こりやすい副反応や、症状が出た時の対応について掲載されています。

医療機関からの副反応疑い報告の状況や接種後の健康状況に係る調査等については、厚生労働省の「新型コロナワクチンの副反応疑い報告について」「厚生科学審議会 (予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会)」をご覧ください。

心筋炎や心膜炎について

稀に起こる重大な副反応の、心筋炎や心膜炎については、1回目よりも2回目の接種後に多く、若い方、特に男性に多い傾向が見られると報告されております。また、米国では、3回目接種後の方が2回目接種後よりも心筋炎の報告頻度は低いとされています(出典:MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2022; 71(9): 347-351)。接種後数日以内に胸痛、動悸、息切れ、むくみ等の症状が現れたら医療機関を受診してください。

ごく稀ですが、海外では子どもでも軽症の心筋炎を発症した例が報告されています。米国では、5歳から11歳の男性における接種後の心筋炎の報告率は、12歳から15歳や、16歳から17歳の男性における報告率より低いとされています。保護者の方は、ワクチン接種後4日程度の間に、お子さまの胸の痛み、動悸、息切れ、むくみなどの症状がみられた場合は、速やかに医療機関を受診して、ワクチンを受けたことを伝えてください。

なお、心筋炎と診断された場合は、一般的には入院が必要となりますが、多くは安静によって自然回復するといわれています。

ギラン・バレー症候群について

ごく稀ではあるものの、mRNAワクチン接種後にギラン・バレー症候群が報告されています。接種後、手足の力が入りにくい、しびれ等の症状が現れたら、速やかに医療機関を受診してください。

新型コロナワクチンの接種後の健康状況調査

新型コロナワクチンの接種を受けた方を対象に、接種部位の腫れ・痛み、発熱、頭痛など接種後に起こりやすい様々な症状の頻度などを調査し、厚生労働省ホームページで公表されています。

「新型コロナワクチンの初回接種後の健康状況調査」

「新型コロナワクチンの追加接種後(3回目)の健康状況調査」

「新型コロナワクチンの追加接種後(4回目)の健康状況調査」

「オミクロン株対応2価ワクチンの追加接種後の健康状況調査」

新型コロナワクチン副反応Q&A(厚生労働省ホームページより抜粋)

Q これまでに認められている副反応にはどのようなものがありますか。

A 注射した部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み等がみられることがあります。まれな頻度でアナフィラキシー(急性のアレルギー反応)が発生します。

発現割合

コミナティ(ファイザー社)

モデルナ(武田薬品)

50%以上

接種部位の痛み、

疲労、頭痛

接種部位の痛み、

疲労、頭痛、筋肉痛

10~50%

筋肉痛、悪寒、関節痛、

下痢、発熱、接種部位の腫れ

関節痛、悪寒、吐き気・嘔吐

リンパ節症、発熱・紅斑

1~10%

吐き気、嘔吐

接種後7日以降の

接種部位の痛みなど

 

Q ワクチンを受けた後の発熱や痛みに対し、市販の解熱鎮痛薬を飲んでもよいですか。

A ワクチンを受けた後の発熱や痛みに対し、市販の解熱鎮痛薬で対応いただくことも考えられますが、特に次のような場合は、主治医や薬剤師にご相談ください。

・他のお薬を内服している場合や、妊娠中、授乳中、ご高齢、胃・十二指腸潰瘍や腎機能低下など病気治療中の場合(飲める薬が限られていることがあります。)
・薬などによりアレルギー症状やぜんそくを起こしたことがある場合
・激しい痛みや高熱など、症状が重い場合や、症状が長く続いている場合
・ワクチン接種後としては典型的でない症状がみられる場合

 なお、ワクチンを受けた後、症状が出る前に、解熱鎮痛薬を予防的に繰り返し内服することについては、現在のところ推奨されていません。
 市販されている解熱鎮痛薬の種類には、アセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬(イブプロフェンやロキソプロフェン)などがあり、ワクチン接種後の発熱や痛みなどにご使用いただけます。(アセトアミノフェンは、低年齢の方や妊娠中・授乳中の方でもご使用いただけますが、製品毎に対象年齢などが異なりますので、対象をご確認のうえ、ご使用ください。)

 

Q アナフィラキシーではどのような症状がでますか。治療法はありますか。

A 皮膚症状、消化器症状、呼吸器症状が急に起こり、血圧低下や意識レベルの低下を伴う場合もあります。薬の注射などで治療します。
 薬や食物が体に入ってから、短時間で起きることのあるアレルギー反応です。
 じんま疹などの皮膚症状、腹痛や嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状が急に起こります。血圧低下や意識レベルの低下(呼びかけに反応しない)を伴う場合を、アナフィラキシーショックと呼びます。
 アナフィラキシーは特定のワクチンだけに起きるものではなく、様々な医薬品やワクチンの投与後に報告されています。例えば、インフルエンザワクチン接種後の副反応疑い報告では、因果関係があるかどうかわからないものも含め、1シーズンで、約20件のアナフィラキシーが報告されています。
 予防接種後に、息苦しさなどの呼吸器症状がみられれば、接種会場や医療機関で、まず、アドレナリン(エピネフリン)という薬の注射を行います。その後、症状を軽くするために、気管支拡張薬等の吸入や抗ヒスタミン薬、ステロイド薬の点滴や内服なども行います。
 接種後にもしアナフィラキシーが起こっても、すぐに対応が可能なよう、予防接種の接種会場や医療機関では、医薬品などの準備をしています。

 

Q ワクチン接種後にくも膜下出血や急性大動脈解離が起きたと聞いたのですが、ワクチンとの関連はあるのでしょうか。

A 現時点において、ワクチンを接種した人の方が、接種していない人よりも、くも膜下出血や大動脈解離が起こりやすいという知見はありません。くも膜下出血や大動脈解離は、偶発的に起こりうることから、ワクチン接種後に起きた場合でも、それだけで、ワクチンが原因であるというわけではありません。

 

その他、新型コロナワクチン全般に関するQ&A(よくある質問)については、「厚生労働省ホームページ」をご覧ください。

 

副反応疑い報告・健康被害救済制度

予防接種によって健康被害が生じ、医療機関での治療が必要になったり、障害が残ったりした場合に、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)が受けられます。※申請から認定まで1年程度要する場合がございます。

新型コロナウイルスワクチンの接種についても、健康被害が生じた場合には、予防接種法に基づく救済を受けることができます。現在の救済制度の内容については、予防接種健康被害救済制度(厚生労働省)をご参照ください。申請書類や方法については、朝霞市新型コロナウイルスワクチン接種推進室へ、お問い合わせください。

副反応疑い報告(全国)

新型コロナワクチン接種後に死亡として報告された事例
ファイザー社ワクチン 1,878件 
モデルナ社ワクチン 236件 
ファイザー社(5~11歳用)ワクチン 3件 
ファイザー社(6か月~4歳用)ワクチン 1件 
アストラゼネカ社ワクチン 1件 
武田社ワクチン(ノババックス) 3件 
合計 2,122件 

 

重篤な副反応として報告された事例
ファイザー社ワクチン 7,116件 
モデルナ社ワクチン 1,288件 
ファイザー社(5~11歳用)ワクチン 41件 
ファイザー社(6か月~4歳用)ワクチン 4件 
アストラゼネカ社ワクチン 11件 
武田社ワクチン(ノババックス) 12件 
合計 8,472件 

令和5年10月27日までの厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)の資料より

 

健康被害救済制度の申請状況

健康被害救済制度の申請状況(全国)
これまでの進達受理件数 10,486件 
認定件数 6,581件 
  うち死亡の件数 493件 
否認件数 1,317件 
保留件数 35件 

令和6年3月11日までの疾病・障害認定審査会 感染症・予防接種審査分科会の資料より

 

健康被害救済制度の申請状況(朝霞市)
これまでの申請受理件数 5件 
認定件数 2件 
否認件数 0件 

 

健康被害救済制度(全国)で認定された多い症状

・健康被害救済制度(全国)で認定された症状で多いもの

アナフィラキシー、急性アレルギー反応、発熱、頭痛、倦怠感、下痢、嘔吐、脱水症、動悸、呼吸苦、めまい、けいれん、意識消失・意識障害、過換気症候群、肩関節周囲炎、手足のしびれ・麻痺・脱力・筋力低下、末梢神経障害、顔面神経痛、顔面麻痺、蕁麻疹、中毒疹、紅斑、帯状疱疹、心筋炎、心膜炎、脳梗塞、心筋梗塞、くも膜下出血、脳出血、血小板減少症、間質性肺炎、気管支喘息、ギラン・バレー症候群、リンパ節炎、リンパ節肥大、肝機能障害、腎機能障害、IgA腎症、リウマチ性多発筋痛症、多発性関節炎、脊髄炎、急性散在性脳脊髄炎、髄膜炎、脱毛症、突発性難聴など

お問い合わせ

 

新型コロナウイルスのワクチン接種等に関するお問い合わせ先

●健康づくり課 予防係

 電話:048-465-8611

●厚生労働省新型コロナワクチンコールセンター(新型コロナウイルスワクチンに関する一般的な問い合わせ)

電話:0120-700-624(フリーダイヤル)

受付:午前9時から午後9時(平日、土曜日、日曜日、祝日も含む)

※日本語のほかに英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語、タイ語(午前9時から午後6時)

 ベトナム語(午前10時から午後7時)にも対応しています。

 

●埼玉県救急電話相談(新型コロナウイルス感染症にり患した方、ワクチン接種後の副反応などについて)

電話:#7119

受付:24時間365日対応(土曜日、日曜日、祝日も含む)