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令和5年度施政方針

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 記事ID:0140268 更新日:2023年4月1日更新

1 はじめに

 「私が 暮らしつづけたいまち 朝霞」を将来像として、平成28年に「第5次朝霞市総合計画」を策定してから、7年が経過いたします。
 近年は、コロナ禍やウクライナ情勢に伴う日常生活や社会経済活動への影響に対応しながらも、将来像の実現に向け、さまざまな施策を行ってまいりました。
 これまで中止や見直しを余儀なくされておりましたが、昨年は感染対策等を行いつつ、朝霞市民まつり「彩夏祭」を3年ぶりに開催し、朝霞の夏の風物詩を再び皆さんと楽しむことができたほか、市民体育祭や農業祭など、多くの事業を実施することができました。
 また、高齢者の日常生活圏域を5つの圏域から6つの圏域へ見直しを行い、新たな地域包括支援センターを設置し、より地域に密着した施策を展開しております。
 さらに、図書館では本館の改修工事が完成し、快適な環境でご利用いただけるようになったほか、電子図書の貸し出しも開始し、利便性を高めることができました。
 これもひとえに市議会をはじめ、多くの皆さんのご理解とご協力の賜物であると、心から感謝を申し上げます。
 さて、市民の暮らしに大きな影響を及ぼす我が国の経済状況は、11月の労働力調査によると、完全失業率は、2.5%と前月に比べ0.1ポイント低下し、社会経済活動は緩やかな回復の兆しがあるものの、12月の消費者物価指数では、前年同月比で4.0%の上昇となっており、国際的な原材料価格の上昇や供給面での影響が、我が国経済を取り巻き、厳しさが増しております。
 このような中、本市においては、市税収入や地方消費税交付金が増額となる見込みであることから、市民生活や市内経済が日常を取り戻しつつあると感じますが、埼玉県の毎月勤労統計調査では、給与総額は上昇しているものの、食品や光熱費などの急激な物価の上昇に賃金の伸びが追い付いていない状況であり、日々の暮らしに大きな影響を与えているものと認識しております。
 また、我が国の未来を担う、子どもたちの状況を見ますと、全国的に少子化が進んでおり、合計特殊出生率も令和3年は「1.30」となっているほか、令和4年の出生数が初めて80万人を割るとの見通しもあり、「社会機能を維持できるかどうかの瀬戸際」であると言われております。
 本市は、依然として人口が増加傾向にあるものの、令和3年の合計特殊出生率は「1.24」で、全国平均よりも低い状況にあることから、これを維持・上昇させるために、「子育てがしやすいまち」をさらに推進することが重要であると感じております。

2 令和5年度の重点事業

 このような認識のもと、令和5年度においては、「安心して子育てができるような支援を進めること」、「市民生活や市民経済活動が安心して行えること」を重点事業と位置づけ、施策を進めてまいります。

〇3人以上のお子様がいる多子世帯へのサポートを強化します

 まず、安心して子育てができる支援として、第3子以降のお子さんを出産した方に、本市独自の施策として、新たに30万円の給付を行います。また、保育園等に入所する0から2歳児で第3子以降の児童の保育料や、本市の小中学校に在籍する3人目以降の児童生徒の学校給食費を無償化いたします。

〇子育て支援を充実します

 さらに、安心して子育てができる環境をつくるため、妊娠期から出産・子育てまで一貫した相談体制を構築し、さまざまなニーズに沿った必要な支援につなぐ伴走型の相談支援を実施するほか、育児用品の入ったギフトボックスの配付を通じて、子育て世帯とつながりを持ち、孤立感や不安感の解消に努めてまいります。

〇物価高騰の影響を受ける市民や事業者の負担軽減を行います

 次に、物価高騰対策として、学校給食食材の高騰に伴い、給食の質を低下させずに提供することが困難な状況であることから、給食費の月額の見直しを行いますが、保護者の方々の負担を軽減するため、令和5年度は、見直した給食の月額のうち物価高騰分の費用を市が負担することといたします。

 また、中小企業融資制度について、令和5年に支払った利子額に対する市の補助率を7分の4から7分の7に引き上げ、事業を安定して継続できるよう支援を行うほか、市内の路線バスやタクシー事業者に対し、支援金を交付することにより、輸送コストの増加の影響を軽減し、公共交通の確保にも努めてまいります。

〇近隣4市で共用の火葬場の設置を検討します

 そのほか、朝霞市をはじめとする志木市、和光市および新座市の4市内には火葬場がなく、市民の皆さんには、ご不便をおかけしております。この課題の解消に向けて、4市共用の火葬場の設置を検討するため、4市の協議会を志木市に設置します。

3 第5次朝霞市総合計画の4つの基本概念に沿った、新たな施策

 次に、第5次朝霞市総合計画で定める将来像「私が暮らしつづけたいまち 朝霞」の実現に向けて設けました4つの基本概念、「安全・安心なまち」、「子育てがしやすいまち」、「つながりのある元気なまち」、「自然・環境に恵まれたまち」に沿って、新たな施策などを申し上げます。

〇「安全・安心なまち」

•今後起こりうる首都圏直下型の地震発生を想定し、令和5年9月に総合防災訓練を実施します
•近年の自然災害等の傾向や社会情勢の変化に対応するため、地域防災計画を改定します
•浸水対策として、溝沼地区にポンプ場建設工事を行います
•第2期の朝霞市公共施設等マネジメント実施計画を策定します
•そのほか 博物館外壁等改修工事(設計)、内間木支所の耐震診断調査、中央公民館のエレベーター更新工事を実施します

〇「子育てがしやすいまち」

•新たに放課後児童クラブを整備する事業者に補助金を交付します
•第3期朝霞市子ども・子育て支援事業計画を策定します
•小学校の少人数学級を実施するため、第六小学校、第九小学校の増築工事を行います
•コミュニティ・スクールの設置校を増やし、地域と連携した学校運営の充実および改善や児童生徒の健全育成に取り組みます
•小中学校に整備したタブレット端末などの維持管理および学習における活用を推進するため、ICT支援員を配置します

〇「つながりのある元気なまち」

•芸術家指導のもと、障害のある人が芸術作品を制作し、作品の展示会を開催することにより、障害のある人の芸術活動の促進を支援します
•第6圏域を担当する地域包括支援センターに、第2層生活支援コーディネーターを配置します
•第3次あさか健康プラン21を策定します
•朝霞市イベントボランティアの活動環境を整備します。
•パートナーシップ・ファミリーシップ制度を創設します

〇「自然・環境に恵まれたまち」

•太陽光発電システム等の再生可能エネルギー設備への補助対象を拡大します
•旧憩いの湯跡地を含めた内間木公園の拡張整備について、基本構想を策定します
•和光市とのごみ処理広域化によるごみ焼却処理施設が令和10年度に稼働するまで、既存のごみ焼却処理施設の延命化を図ります
•「居心地が良く歩きたくなるまちなか」の創出と、「人でにぎわう魅力的な商業エリアの形成」に向けて、北朝霞・朝霞台駅周辺において、官民連携による北朝霞駅周辺エリアの将来像を検討します。また、朝霞駅周辺においては、朝霞駅南口駅前通りの一方通行化や周辺道路の安全対策の検討を進めるため、基本構想を策定します
•浜崎地区に整備したドッグラン施設を4月末に開園します

 最後に、本年は朝霞市民まつり「彩夏祭」が40回、鳴子踊りが30年という節目の年となります。盛大に開催できるよう、実行委員の皆様と協力して準備を進めます。

 

 以上のような基本的な考え方に基づきまして、編成いたしました令和5年度(2023年度)一般会計予算は、前年度当初予算に対し、9.6%増の500億円でございます。