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市民講座「朝霞市SDGs講座」を開催しました
市民講座「朝霞市SDGs講座」を開催しました
慶應義塾大学大学院 特任助教の高木超(たかぎ こすも)さんを招き、1月14日(金曜日)に、市民講座「朝霞市SDGs講座」及びSDGsに係る職員研修を開催しました。
開催概要
最近、ニュースやCMでよく見かけるSDGs(エス・ディー・ジーズ)。名前は知っていても、具体的に何をすればいいのか分からないと言う方も多いのでは?実は身近なことから始められるSDGs。本市でも、市民の皆さんと一緒にSDGs達成の取り組みを進めていきます。
※SDGs(エス・ディー・ジーズ:Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)とは
平成27(2015)年に国連サミットにおいて全会一致で採択された国際目標。令和12(2030)年を期限として、先進国を含む国際社会全体の17の開発目標と、それを実現するための169のターゲットから構成されています。
内 容 | (1)SDGsってなに? (2)私たちの身近にもあるSDGs |
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講 師 |
慶應義塾大学大学院 特任助教 |
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日 時 | 令和4年1月14日(金曜日)13時30分~14時30分 ※講座は終了しています。 | |
場 所 | 朝霞市中央公民館・コミュニティセンター 3階 ホール | |
対 象 | 市内在住・在勤・在学の方 100人程度 | |
申込方法 |
予約不要。当日、会場に直接お越しください。 |
市民講座「朝霞市SDGs講座」の内容
講座の前半では、SDGsの基礎知識として、誰一人取り残さないというSDGsの理念や、日本の課題であるジェンダーギャップ指数についてお話いただきました。
講座の後半では、SDGsの特徴として、17のゴール同士のつながりや相乗効果を意識して行動すること、圧倒的に高い目標を設定しアプローチの仕方を考えることの重要性などについて解説していただきました。
また、内陸に立地する朝霞市であっても、プラスチックごみを減らす取組等を通して「14 海の豊かさを守ろう」というゴールに向けた取組ができるはずというお話を頂きました。そのほか身近な例として、自分が着ている服がどのようにつくられたものなのかという視点から、エシカル消費を日常生活に取り入れることなどについてお話いただきました。
SDGsに係る職員研修の内容
SDGsに係る職員研修では、SDGsの基礎知識や身近な例に加え、自治体を取り巻く状況について実例を交えてお話いただきました。
各部署においてSDGsの視点で業務をアップデートしていく方法、庁内で横断的に取り組む必要性、官民連携で取り組む重要性についてお話いただきました。
市民講座「朝霞市SDGs講座」アンケートの結果
参加者数:20人、回答数:19件
講座終了後のアンケートで、SDGsの17のゴールのうち、関心が高いものを選んで頂きました。
講座内で、海洋汚染の問題を取り上げたこともあり、「14 海の豊かさを守ろう」が最も多く選ばれています。
また、「3 すべての人に健康と福祉を」や「11 住み続けられるまちづくりを」が多く選ばれている傾向がありますが、そのほかのゴールも幅広く選ばれています。
【市民の皆さまの感想】
・相乗効果、トレードオフ、バックキャスティングの考え方の大切さを再認識した。
・ジェンダーの取組に関して、内容が多岐に渡ることに興味を持った。身近でできる取組を探したい。
・SDGs講座の内容すべてに関心を持った。自分の生活の中でもいろいろ考えたい。
・循環型社会の構築を身近なところから根づかせていきたい。
・自分の着ている服がどのように作られたものなのかを確認し、エシカル消費に努めたい。
・身近なプラスチックの問題を今年も続けて行きたい。また、ジェンダーの問題についても、関心を持とうと思った。
【職員の感想】
・施策を検討する際には、SDGsの視点をもって検討していきたい。
・各事業の取り組みを持続可能な開発目標の達成に役立てるため、職員一人一人が意識をもち、見直しを図る必要がある。ミクロの視点では、課ごとに改善策を立てること、マクロの視点では、市全体で、他課との課題の共有、予算の投入等について考えていくことの重要性を学ぶことができた
・改めてSDGsを主眼に市としての課題や目標を整理し、方向性やゴールを再考するとともに、優先順位を設定することも必要であると知った。
・世界規模で取り組む目標に対して、自治体目線でどう行動していくかを考えるとても貴重な機会だった。
講座を通し、多様な人が連携して目標達成に取り組むことの重要性を学び、SDGsの目標達成に向けた機運が高まりました。これからも、本市が暮らしつづけたいと思える魅力的なまちでありつづけるよう、市民の皆さんと一緒にSDGsの達成に向けた取組を進めていきます。