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台風や大雨による浸水被害を受けたときの消毒

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 記事ID:0036308 更新日:2021年8月6日更新

台風や局地的に大雨が降ることがあり、朝霞市内でも家屋への浸水被害が発生する場合があります。

浸水があった場合は、次のように対応するとよいでしょう。

 

洗浄と乾燥が基本

 台風や大雨により浸水の被害を受けると、泥などの汚れが臭いの発生源になる可能性があります。そこで、浸水の被害を受けたときは、できる限り泥を洗い流し、よく乾燥させることが大切です。

 通常は、洗浄と乾燥で十分ですが、汚水が混入したおそれのある場合などは、感染症予防のため消毒を行いましょう。なお、泥などの汚れが残ったままでは、消毒薬の効果が期待できなくなります。その意味でも、消毒の前に洗浄と乾燥をしっかり行うのが大切です。

家の中の消毒

 まず、家の中や物品を消毒する前に、洗浄と乾燥を行います。これにより、消毒薬の効果が落ちるのを防ぎます。作業は、手あれを防ぐため、ゴム手袋などをして行います。また、ほこりなどを防ぐためマスクをしましょう。

 次に、あらかじめ用意した、消毒薬(次亜塩素酸ナトリウム0.02パーセント溶液)に清潔なタオルや布巾を浸し、軽くしぼって家の中や物品を拭いて消毒をします。次亜塩素酸ナトリウムは、漂白作用があるので、色落ちしては困る場所の消毒には向きません。また、金属やゴムを腐食させますので、消毒した後は、仕上げに水拭きをします。

 次亜塩素酸ナトリウム溶液は、家庭用の漂白剤でも同様の効果があります。製品によって、次亜塩素酸ナトリウム溶液のもともとの濃度が異なりますので、水で薄めるときの倍率は、製品の使用方法の表示を確認してください。

手洗いを忘れずに

 洗浄と乾燥などの作業を行ったかたは、ご自身の感染症予防のため、作業の後に必ず石けんで手を洗いましょう。

その他

 1 消毒薬は近所の薬局等で購入することができます。

 2 消毒薬の使用については、人体や環境への影響を考慮し過剰な散布はやめましょう。

 3 消毒薬を使用するときは、目や口に入らないように注意しましょう。

 4 消毒液をペットボトル等で保管した場合、誤って飲んでしまう事故につながることがありますので、十分ご注意ください。

 5 消毒薬は子どもの手の届かない場所や鍵のかかる場所で保管しましょう。

 6 消毒容器に記載されている用法用量をよく読み、適正に使用しましょう。