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ペットを飼う前に・・・

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 記事ID:0139704 更新日:2023年3月30日更新

 ペットを飼うというのは、その生涯にわたり愛情と責任を持つことです。ただ餌や水を与え生かしておくことではありません。自分のライフスタイルやペットと過ごせる時間、経済的なことなどを考えて、「飼いたいペット」より「飼えるペット」を選びましょう。

ペットを飼うための約束

 可愛いペットを飼うことは、飼い主にとって癒しとなり、リラックス効果やストレス解消につながる一方で、飼い方を間違えると、近所の迷惑になったり、飼い主本人や可愛いペットをも不幸にしてしまうこともあります。「動物の愛護及び管理に関する法律」で明記されている、次の6つの責務について、ペットを飼いたいと思っている方(または現在ペットを飼っている方)は、守ることができるのか(守られているのか)、チェックしてみましょう。

1 健康と安全の保持と迷惑防止

 命ある動物への責任を十分に自覚し、種類や習性に応じて正しく飼うこと、生活環境を悪くしないように、また人に迷惑をかけないように飼うこと。

○犬であれば、犬種により日々のお散歩が出来るのか、お散歩での糞尿の始末はきちんと出来るのか、猫であれば、放し飼いにすることなく、室内で、上下運動できる場所、隠れ場所、外が見える場所や、きれいなトイレなどが必要です。ペットの種類によって習性や行動、必要な環境は異なります。ペットが生涯にわたって快適で安全に暮らせるよう、また近隣の方に迷惑にならないよう、適切に飼いましょう。

雨の日犬散歩猫トイレ犬しつけ

2 病気の知識と予防  

 動物の病気や感染症等の正しい知識を持ち、その予防に必要な注意を払うこと。

○犬であれば、狂犬病予防法により毎年1回の狂犬病予防注射を受けなければなりません。その他の動物についても、動物と人の双方に感染する病気などありますので、事前の予防のほか、万一、病気になった時には、そのかかる費用など必要な情報も把握しておきましょう。

詳しくは、・・・埼玉県HP「動物からうつる病気があることをご存知ですか?

診察される犬

3 逸走防止

 動物が逃げ出したり迷子にならないように、必要な対策をとること。

4 終生飼養

 動物がその命を終えるまで適切に飼うこと。

○人にもペットにも寿命があります。犬や猫の平均寿命は14、5歳といわれています。 ペットが介護を必要とすることも、人が老いとともに、適切に飼うことが難しくなることもありえます。飼えなくなったとき、預けられる人がいるのかなど、もしもの備えはできるでしょうか。現在、すでに飼っていて困っている飼い主の方は、ひとりで抱え込まずに、獣医師や飼い主仲間など身近な人に相談しましょう。

市では、特にシニア世代の飼い主の方に向けてチラシを作成しておりますのでご参考ください。

ペットと暮らすシニア世代の皆さんへ [PDFファイル/3.25MB]

 

犬猫と人間の標準年齢換算表
犬猫 1か月 2か月 3か月 6ヵ月 9か月 1年 1年半
人間 1歳 3歳 5歳 9歳 13歳 17歳 20歳

 

犬猫 2年 3年 4年 5年 6年 7年 8年
人間 23歳 28歳 32歳 36歳 40歳 44歳 48歳

 

犬猫 9年 10年 11年 12年 13年 14年 15年
人間 52歳 56歳 60歳 64歳 68歳 72歳 76歳

 

犬猫 16年 17年 18年 19年 20年 21年 22年
人間 80歳 84歳 88歳 92歳 96歳 100歳 104歳

  ※犬猫の種類により多少異なります。

5 繁殖制限

 飼っている動物が増えすぎて管理できなくなることのないように不妊・去勢手術をすること。

○ペットをむやみに繁殖させると、経済的にも負担が大きくなり、適正に飼うことが困難となり、近隣への迷惑となる場合があります。毎年何万頭もの子猫や子犬が殺処分されています。生まれてくるすべての命に責任がもてないのであれば、不妊去勢手術などの繁殖制限措置を行いましょう。

 犬猫を10頭以上飼養となった場合は、30日以内に知事への届け出(保健所または県動物指導センター)が必要です。届出をしない、または虚偽の届出をした場合は、3万円以下の過料があります。

 詳しくは、・・・埼玉県HP「犬猫を10頭以上飼っている方へ

6 身元表示(所有明示)

 自分の飼っている動物だと分かるように、首輪や迷子札、マイクロチップ等をつけること。

○迷子や災害時において、ペットの飼い主の発見を容易にするために必ず身元表示を行いましょう。

  その他

 「毎日の世話が大変」「エサ代や病気の時など経済的に負担が多い」など、安易に飼いはじめて後悔することのないようにしましょう。上記の6つの項目以外にも、災害時に向けての備え(ペット用品の備蓄や日頃のしつけなど)や、ペットの老後とともに、飼い主自身の老いについても想定する必要があります。さまざまな条件を考えて「飼わない」決断も動物への愛情です。

 今現在、ペットを飼っている方は、飼い主の病気や長期不在などの不測の事態が起こった際にペットを預けられる場所を準備しましょう。そして万一、飼えなくなってしまったら、一人で抱えずに家族や知人、獣医師や周りの方に相談しましょう。次の飼い主を探すなど、最後まで責任を持つことが、ペットの生涯を預かる飼い主の責務です。

猫・犬の譲渡に関する情報

  埼玉県では、保健所で収容された犬や動物指導センターに収容された猫のうち、元の飼い主が見つからなかった犬猫等で譲渡可能なものは、新しい飼い主や認定したボランティア団体などへの譲渡を行っています。「猫、犬を飼いたい」と考えている方は、その入手方法の一つとしてご検討ください。

動物指導センターHP 猫・犬の譲渡について

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