本文
「カシノナガキクイムシ」による「ナラ枯れ」のお知らせ
「カシノナガキクイムシ」による「ナラ枯れ」について
近年、埼玉県内においてナラ類(クヌギ、コナラ等)の広葉樹が紅葉したように赤褐色に変色し、枯死する「ナラ枯れ」が拡大しています。
被害を受けた樹木が枯死すると、落枝や倒木の危険がありますので、枯れた木には近づかないようにしてください。
被害を受けた樹木が枯死すると、落枝や倒木の危険がありますので、枯れた木には近づかないようにしてください。
「ナラ枯れ」とは
ナラ枯れは、「カシノナガキクイムシ」という体長5ミリほどの虫が、ナラ類やシイ・カシ類の樹木に穿入し、木の水を吸い上げる機能を阻害して枯らしてしまう現象です。
「カシノナガキクイムシ」とは
体長が5ミリ程度の昆虫です。細長い円柱形で、光沢ある暗褐色をしています。
6月から10月頃に飛来して樹木に穿孔し、産卵します。この時に体に付着していたナラ菌(カビの一種)が樹木内部に広がることで、樹木の通水機能を阻害し枯らしてしまいます。
6月から10月頃に飛来して樹木に穿孔し、産卵します。この時に体に付着していたナラ菌(カビの一種)が樹木内部に広がることで、樹木の通水機能を阻害し枯らしてしまいます。
採取されたカシノナガキクイムシ(出典:埼玉県)
「ナラ枯れ」の見分け方
こんな特徴があったらご注意ください!!
- 木の根元に細かい木くず(フラス)が落ちている。
- 幹に直径約1ミリから2ミリの穴がたくさん開いている。
- 梅雨明け後から晩夏に急に枯れた
- 葉が赤褐色や茶色に変色し、落葉しない。
木くず(フラス)の状況(出典:埼玉県) コナラへの穿孔状況(出典:埼玉県)
問い合わせ先
「ナラ枯れ」被害拡大防止のポイントは、早期発見・早期防除です。「ナラ枯れ」被害を発見した場合には、下記までご連絡ください。
埼玉県寄居林業事務所森林研究室(電話番号:048-581-0123)
「ナラ枯れ」被害の仕組みや被害対策については、下記をご参照ください。
「ナラ枯れ被害について」 [PDFファイル/587KB] (出典:林野庁)
「ナラ枯れの被害からまもるために」 [PDFファイル/2.14MB] (出典:埼玉県)