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【特定外来生物】クビアカツヤカミキリに関するお知らせ
埼玉県内では、クビアカツヤカミキリが、複数、確認されています。クビアカツヤカミキリは、サクラ、モモ、セイヨウスモモ(プラム)などの主にバラ科の樹木内部に寄生し、樹木を衰弱させ、枯死させる危険性のある特定外来生物です。
見つけた場合は、直ちに捕殺し、情報提供くださいますようお願いします。
朝霞市においても令和7年8月、城山公園内で樹木被害が初めて確認されました。
【生態】
自然分布:中国、モンゴル、朝鮮半島、台湾、ベトナム
活動時期:6月~8月頃
体長:成虫で2.5~4cm程度
特徴:体全体が光沢のある黒色で、前胸背板は明赤色
メスは2週間以上の寿命のあいだに、卵を数百個産卵する。
9日ほどで孵化した幼虫は樹木を摂食しながら褐色のカリントウ状のフラス(木くずと糞が混ざったもの)を排出し、2~3年ほどかけて成長する。
クビアカツヤカミキリ(成虫) クビアカツヤカミキリのフラス
樹木に堆積したクビアカツヤカミキリのフラス
画像提供:埼玉県環境科学国際センター
【クビアカツヤカミキリを見つけた場合は】
(1)クビアカツヤカミキリの成虫を発見したら、まん延防止のため速やかに捕殺してください。
(2)環境推進課(048-463-1504)にご連絡ください。
(3)フラスを発見した場合は、フラスの上方の幹や枝に、フラス排出孔と呼ばれる穴があります。竹串や千枚通しなど細いもので取り除き、針金等で幼虫を刺殺するか、ノズルを用いて農薬を噴射することで、樹木の内部にいる幼虫を駆除してください。
(※クビアカツヤカミキリは「特定外来生物」に指定されていることから、「持ち運ぶ」「飼う」「別の場所に放す」ことなどは法律により禁止されています。)