本文
カラスの被害を防ぐために
毎年この季節になると、「カラスに襲われる」などの相談が多数寄せられます。春から夏にかけて、カラスは繁殖期を迎え、巣やひなに近づいた人間に威嚇をすることがありますので気をつけましょう。
カラスの被害を未然に防ぐためには
脅しの効果を狙った防除器具は、カラスが慣れてしまうため、効果は短期的なものと考える必要があります。速効性はなくとも、長期的にみて、確実にカラスの数を減らすには次のような対策が効果的です。
ごみの出し方
・収集日当日の午前8時30分までにごみを出す。
・生ごみをごみ袋の奥に入れ、きちんと閉じるなど、外から見えないように工夫をする。
・クリーンネットで、ごみがはみ出さないようにしっかり覆って固定する。(クリーンネットは資源リサイクル課で貸出しています。)
食料を与えない
・庭やベランダに置くペットの餌を取られないように注意する。
・餌付けをしない。(カラスの貴重な食料となるだけでなく、人を恐れない習性となり、繁殖期に被害が生じる原因になります。カラスを対象にしない餌やりでも、すきを狙ってカラスが横取りし、おなじ効果を与えることになります。)
巣材を与えない
・針金ハンガーは出しっぱなしにしない。(鉄塔や電柱に巣を作ると停電などの被害も起こします。)
巣を作りにくくする
・庭木の二股、三股になっている枝木をせん定して巣を作りにくくし、また下からのぞけるようにする。(カラスは餌場に近く人目につかない所に巣を作ります。)
・巣が作られたら、卵を産む前に巣落しする。(繁殖期に卵を産めないとカラスが困って場所を変える可能性があります。)
ただし、卵やひなが巣にいる場合、やむを得ず捕獲するには「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」により、市の有害鳥獣捕獲許可が必要です。
※有害鳥獣捕獲許可・・・カラスが実際に人に危害を加えているかなどの状況を審査のうえ、やむを得ないと判断した場合、許可となります。無許可で卵、ひなを捕獲すると罰則の対象となります。
子育て中のカラスを見かけたら
・カラスのひなを拾ったり、巣に近づいたりせず、カラスを刺激しない。(親カラスは、卵やひな、巣立ったばかりの子を守るため、激しく威嚇・攻撃することがあります。)
・カラスが鳴きながら旋回するなど、威嚇の行動に気がついたら早めにその場を立ち去る。(カラスの巣やひなから離れれば、威嚇は収まります。)
・やむを得ず通行する場合は帽子や傘で防御する。
カラス被害の相談先
〈カラス全般に関すること〉
環境推進課
Tel 463‐1504(直通)
〈公園内でのカラス被害に関すること〉
みどり公園課
Tel 463‐0374(直通)
〈ごみ集積所でのカラス被害に関すること〉
資源リサイクル課
Tel 456‐1593(直通)
野生動物にえさをあげないで!生態系のバランスを崩し、鳴き声やふんなど苦情の原因にもなります。 カラス、ハト、たぬきなど、野生動物に餌付けするのはやめましょう。 |