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市長コラム令和4年11月「実(みのる)」

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 記事ID:0134725 更新日:2022年11月1日更新

令和4年11月「実(みのる)」

 皆さんこんにちは。
 シンボルロードも紅葉が進み、日を追うごとに秋色が深まってきています。11月6日(日曜日)にはASAKA STREET TERRACE(アサカストリートテラス)2022の開催が予定され、飲食や音楽、雑貨などの100を超える出店や催し物もありますので、まちなかのにぎわいと安らぎの場を楽しんでいただきたいと思います。
 さて、秋は実りの季節でもあり、店頭には新米が並ぶようになりました。今年の作柄(さくがら)は平年並みとのことで、先日、私も新米を食べましたが、炊きたての艶やかな輝きと味は格別でした。一粒の米を作るにも八十八もの手間がかかるといわれていますが、農家の方々の土づくりから収穫までのご苦労を思うと頭の下がる思いです。朝霞の米づくりは、今から約2000年前の弥生時代にさかのぼることが、遺跡で出土した土器に稲の籾(もみ)の圧痕(あっこん)があったことからわかっています。また、当時は東海地方や長野方面などからも石器や鉄器などが運ばれ、広域にわたる人の交流があったようです。博物館では、市内の遺跡の発掘調査成果をもとに、企画展「台の城山遺跡と向山遺跡~弥生の斧を手に入れたムラ~」を11月12日(土曜日)~12月18日(日曜日)の期間に開催します。展示を通じて、武蔵野台地に農耕文化が広がった弥生時代の朝霞に想いをはせていただけたらと思います。
 ところで、台風シーズンは過ぎましたが、地震や大雨などによる災害はいつ何時発生するかわかりません。市では災害に備えてさまざまな企業や団体と支援協定を結んでおりますが、11月5日(土曜日)には「災害時における一時避難所の場所及び生活物資の供給に関する協定」を結んでいる株式会社カインズとの共催で、くみまちモールあさか(根岸台3-20-1)で防災フェアを開催します。被災したことを想定して自分がするべきことを学ぶ防災ワークショップ、働く車との写真撮影、子どもや親子向けには消火・救出・救護などを体験して獲得したポイントをおもちゃと交換できる内容など、楽しみながら災害時に必要な技や知識を学ぶことができます。この機会に家族と防災について考えていただけたらと思います。大雨や地震の災害を無くすことはできませんが、減災することは可能です。もしもの時に備えて、日ごろからの準備をお願いします。
 では、また。

 朝霞市長 富岡 勝則