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市長コラム令和2年9月「匠(たくみ)」
令和2年9月「匠(たくみ)」
皆さんこんにちは。
両国国技館で行われていた大相撲7月場所で、朝霞市出身の小結・大栄翔(だいえいしょう)関が、優勝争いの首位を走っていた横綱・白鵬(はくほう)関を破るなど大活躍しました。最終的には11勝4敗の素晴らしい成績で2度目の殊勲賞を受賞し、三役となって初めての勝ち越しとなりました。9月13日から開催される秋場所でのさらなる活躍を楽しみにしています。
さて、2期に分けて行いました総合体育館の改修工事が終わり、8月4日にリニューアルオープンしました。第1期工事では、メインアリーナとサブアリーナに空調設備を設置したほか、トイレの洋式化を行いました。また、第2期工事では、エレベーターや車いす専用の観覧席を新設したほか、メインアリーナとサブアリーナの床材の全面張替え、照明のLED化などを行いました。さらに、屋上防水や外壁塗装などの外装改修も施しましたのでとてもきれいになりました。改修工事期間中は施設が利用できずご不便をおかけしましたが、快適に利用できるようになりましたので、ぜひご利用ください。なお、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、利用人数の制限などがありますので、詳しくは生涯学習・スポーツ課(電話番号463-2403)までお問い合わせください。
ところで、毎年初夏から秋にかけて、駅周辺に集まってくるムクドリの鳴き声による騒音やふん害に悩まされています。今年も朝霞台駅・北朝霞駅周辺に5千羽ほどのムクドリが集まっていました。そこで、7月27日の夕暮れから夜にかけて、北朝霞商業振興会のご協力をいただきながら、鷹匠(たかじょう)によるムクドリの追い払いを行いました。鷹匠が、よく訓練されたタカ科のハリスホークを手元から群れの中に飛び込ませると同時に、市の職員が鳥の嫌がる音をスピーカーから流すと、ムクドリはちりぢりに逃げていきました。翌日の夕方も行ったのですが、すでにムクドリの群れは大きく減っていました。同じ場所にまた戻ってくることがあっても、しばらくの間は、タカに追われた恐怖心が残っているので、鳥の嫌がる音を流すだけで十分な効果があるそうです。それでも大群が戻ってきた時には、もう一度、鷹匠による追い払いを行いたいと思います。
では、また。
朝霞市長 富岡 勝則