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市長コラム令和元年5月「防(ふせぐ)」
令和元年5月「防(ふせぐ)」
皆さんこんにちは。
30年余りに渡って慣れ親しんできた元号「平成」に別れを告げ、いよいよ「令和」の時代が始まりました。「令和」には、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味が込められているそうですので、何よりも穏やかで、心豊かな時代になることを願っています。
さて、振り込め詐欺をはじめとする「特殊詐欺」の被害が再び増加傾向にあるそうです。手口も年々巧妙化していて、子や孫を装ういわゆる「オレオレ詐欺」もありますが、最近では警察官や金融機関の職員、百貨店の社員などになりすましてキャッシュカードをだまし取り、現金を引き出す手口が多発しています。昨年、朝霞市では、31件、4,815万円、埼玉県内では1,424件、約25億円もの大きな被害がありました。また、ニュースなどでも報道されていましたが、自宅に保管している現金などを電話で聞き出すいわゆる「アポ電」後に直接自宅に押し入るなどの凶悪な犯罪も発生しています。こういった犯罪は、犯人と直接話さないことも有効な手段のひとつとなりますので、市では2年前から65歳以上のひとり暮らしの方や高齢者世帯の方などを対象に通話録音装置を無償で貸し出しています。台数に限りはありますが、今年度は7月から申し込みを受け付ける予定ですので、ぜひご活用ください。詳しくは地域づくり支援課(電話番号463-2648)までお問い合わせください。
ところで、近年、上空で暖かい空気と冷たい空気がぶつかったり、強い日差しで地面が急速に温められたりすることで、大気の状態が不安定になり、雹(ひょう)が降ったりゲリラ豪雨が発生したりするなど、お天気が急変することが多くなりました。市では、雨水対策工事の実施や市内3か所への雨量計の設置とともに、豪雨となることが予想される際には、夜間・休日を問わず職員体制を整えて対応しています。ゲリラ豪雨の発生は予測が難しいですが、日頃からテレビやスマートホンなどで気象情報を収集して身を守ってください。また、ご自宅周辺の道路脇に設置されている雨水ますの落ち葉やごみの清掃にご協力いただくとともに、土のうの配布も随時行っていますので、早めの準備をお願いします。
では、また。
朝霞市長 富岡 勝則