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学校給食でスペイン料理を提供しました(令和5年9月)
スペイン料理
令和5年9月12日(火曜日)、市内の小・中学校の給食にスペイン料理を提供しました。
今回提供したのは、「ソパ・デ・アホ」(右下)と「エスカベッシュ」(右上)です。
1.ソパ・デ・アホ
スペイン語で「Sopa(ソパ)」はスープ、「Ajo(アホ)」はニンニクを意味します。ソパ・デ・アホはスペイン内陸部カスティーリャ地方の伝統的なスープで、昔貧しい羊飼いたちが、固くなったパンを入れて柔らかく食べられるようにしたと伝えられています。現在ではカスティーリャ地方だけでなく、スペイン全域で親しまれています。
ニンニクをたっぷりと使ったこのスープは、口に入れたとたんニンニクの風味が広がり、体が暖かくなります。栄養たっぷりで免疫力を高めてくれるので、これからの季節にとてもおすすめです!
2.エスカベッシュ
エスカベッシ(エスカベチェ)は揚げた食材を油と酢に漬け込んだスペイン料理で、スペインではタパスという小皿料理のメニューの一つとして広く親しまれています。ワカサギや白身魚、アジ、サバ、鮭などが人気ですがチキンや牡蠣など様々な材料で作ることができます。
エスカベッシュは、日本の南蛮漬けによく似ています。それもそのはず、その昔南蛮貿易やイエズス会の宣教師たちによってエスカベッシュが日本に持ち込まれ、日本風に変化して定着したのが南蛮漬けなのです。日本ともつながりの深い料理ですね。
その他のスペイン料理!
地方色が豊かなスペイン料理ですが、どこの地方であってもスペイン人は食を大いに楽しみます。特に昼食は食事を味わい、会話を楽しみながらゆっくりと時間をかけて取ります。
今回ご紹介した2品のほかにも、パエリア、アヒージョ(食材をニンニクとオリーブオイルで煮込んだもの)、トルテイージャ(スペイン風オムレツ)、ガスパチョ(トマトの冷製スープ)など家庭でも簡単にできておいしいスペイン料理がたくさんありますので、ぜひ機会があったら作ってみてください。
記事作成にあたり、多文化推進サポーターの小柳まどか様にご協力いただきました。