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学校給食でドイツ料理を提供しました(令和5年5月)

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 記事ID:0145308 更新日:2023年9月21日更新

ドイツ料理

令和5年5月2日(火曜日)、市内の小・中学校の給食でドイツ料理を提供しました。

今回提供したのは、「カルトフェルズッペ」(右下)、「カリーブルスト」(右上)、「ザワークラウト風」(左上)です。

ドイツ

1.カルトフェルズッペ

ドイツ語のカルトッフェルとはじゃがいものこと、ズッペとはスープのことで、2つの言葉を合わせると、じゃがいものスープという意味になります。

じゃがいもはドイツ人にとって食卓に欠かせないものです。これを食べるようになったきっかけは、18世紀のヨーロッパ食料飢饉の時です。王様がドイツ国民に痩せた土地でも育つじゃがいもを育てるよう命令し、普及しました。じゃがいもには豊富な栄養素が含まれており、多くのドイツ人を飢餓から救いました。

このカルトッフェルズッペの中には、じゃがいもをはじめ、たくさんのお野菜とソーセージが入っており、食べごたえがあって栄養満点です。

カルトズッペ

2.カリーブルスト

ドイツ語のカリーとはカレーのこと、ブルストとはソーセージのことで、2つの言葉を合わせるとカレー味のソーセージという意味になります。

これは、焼いたソーセージにケチャップとカレー粉をたっぷりかけた料理になります。屋台のような軽食スタンドでファストフードとして食べることのできる、とても人気のある料理です。お値段は200円から300円程なので、ドイツ旅行の際はカリーブルストの食べ歩きも楽しいですね。

カリーブルスト

3.ザワークラウト風

ドイツ語でキャベツの酢漬けという意味です。とても酸っぱいものですが、本場のザワークラフトは驚くことに材料がキャベツとお塩のみなのです。キャベツの葉の表面についた乳酸菌の働きを活かして発酵が進む仕組みです。保存食として長期保存が可能であり、健康にも良いので、ドイツ人には欠かせない料理です。

食べ方は、ソーセージや肉料理に添えたり、煮込み料理に加えたりします。

材料がシンプルなので、ぜひお家で作ってみてはいかがでしょうか。

 

ドイツ文化の紹介

1.学校

 ドイツの教育制度は、6歳で入学して10歳までの4年間が基礎学校になります。その後、10歳という若さで将来の進路を選ばなくてはなりません。そして、ここでほぼ将来の分かれ道が決まってしまう「エリートコース、就職コース、専門職コース」を選択しなければなりません。日本のように学校に通っていれば15歳までの義務教育はもちろんのこと、ほぼ留年せずに高等学校まで進学できるとは限らないのです。とても厳しい世界ですね。

 

2.アウトバーン

 ドイツ語のアウトとは車のこと、バーンとは道のことで、2つの言葉を合わせると高速道路という意味になります。このアウトバーンは世界的にとても有名です。その理由は、一部区間で速度無制限で走ることができるからです。そんなアウトバーンですが、ある男性が時速417kmで走ったことが物議を醸しています。流石に速すぎて危険ですよね。いくら速度無制限とはいえ、平均的な速度は時速130〜150kmだそうです。

アウトバーン

 

3.風邪にはハーブティー

 ドイツでは風邪をひいたらまず薬を飲むよりもハーブティーを飲んで、自然に回復していく力を信じて治していくことが一般的なのです。そのため薬局では、風邪のために調合されたハーブティーをはじめ、様々な症状に効くものが沢山並んでいます。以前、日本から持参した風邪薬を飲んだときにドイツ人から、「薬に頼るのは良くない。」と言われたことがあります。もちろん、酷い症状のときは病院に行く必要がありますが、軽い風邪症状の場合は簡単に薬に頼らず、自然と自分の治癒力に頼ることも大切ですね。

ハーブティー

 

 

記事作成にあたり、多文化推進サポーターの廣瀬 あや様にご協力いただきました。