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まちびと紹介vol.2-まちびと輝きたる人―

朝霞のまちの輝きの一翼を担うまちびとを紹介します。

【vol.2】作家 須藤 靖貴 (すどう やすたか) さん

須藤さんは、大学卒業後、スポーツ雑誌編集者を経て作家としてデビューされました。以来、朝霞市内のご自宅で数々の作品を執筆されています。

須藤靖貴さん写真

【作家 須藤 靖貴さん】

 

執筆の合間には、朝霞の森まで散歩したり、近所のスーパーを巡ったり、家族のために得意の料理を振る舞ったりして過ごしています。そんな須藤さんがよく足を運ぶ、朝霞駅ビル内の、チエノワブックストアでお話をお伺いしました。

―もともと作家を志していたのですか?

 はい、作家を目指していたので、大学の文学部卒業後はスポーツ誌の編集者となり、執筆の腕を磨いていました。学生時代に打ち込んだアメフトの専門誌や、若貴ブームの渦中に相撲の専門誌を担当したこともあります。作家に転身した後は、アメフトや相撲はもとより、野球、マラソン、運動会などを題材にした作品を書いています。

 

―朝霞での暮らしはいかがですか?

 朝霞に住んで、約23年になります。以前の職場への通勤が便利なことでこのまちを選んだのですが、公園が多く、図書館、体育館などの公共施設がまとまっているなど、暮らしやすい環境に満足しています。欲を言えば、副都心線が延伸して朝霞駅が始発になると嬉しいですね。(笑)

コンパクトなまちなみ

【暮らすうちに、まちのコンパクトさがお気に入りになった。】

 

―朝霞にゆかりのある作品はありますか?

 実は、ほとんどの作品に朝霞が関わっているんですよ。

 近隣も含めて言えば、『どまんなか』(講談社)の主人公の高校生は、高校のある東松山まで朝霞から通学しています。また、『満点レシピ』(新潮社)は、新座総合技術高校の食物調理科が舞台となっています。

 朝霞で言うと、なんといっても『運動会小説 走れ!ヒットン』(講談社)です。本邦初の運動会小説で、朝霞第二小学校、第六小学校を取材させていただいた思い出深い作品です。また、青春相撲小説『おれ、力士になる』(講談社文庫)はモデルがほぼ大栄翔関(我が家の長女が朝霞第一中学校のときに席が隣だった!)です。朝霞の皆さんに、ぜひ読んでいただければうれしく思います。

走れ!ヒットン

【朝霞市内の小学校を取材した、『運動会小説 走れ!ヒットン』】

 

須藤さんの作品からは、随所にこのまちへの想いが感じられます。取材にも大変気さくにお答えくださいました。ありがとうございました!