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新型コロナワクチンの有効性・副反応・有効期限他

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 記事ID:0143642 更新日:2023年8月25日更新

目次

 ワクチンの特徴・有効性

 オミクロン株(XBB.1.5)1価ワクチン

 オミクロン株対応2価ワクチン

 オミクロン株対応2価ワクチン 小児(5歳~11歳)用

 従来株対応ワクチン

 従来株対応ワクチン 小児(5歳~11歳)用

 従来株対応ワクチン 乳幼児(6か月~4歳)用

​ 武田社(ノババックス)ワクチン

​​​ ワクチンの副反応

 副反応疑い報告・健康被害救済制度

 ワクチンの有効期限の延長・到来

 関連省庁ほか

 お問い合わせ

 

ワクチンの特徴・有効性 (オミクロン株(XBB.1.5)1価ワクチン)

オミクロン株(XBB.1.5)1価ワクチンの特徴

 本剤はメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンです。SARS-CoV-2のスパイクタンパク質(ウイルスがヒトの細胞へ侵入するために必要なタンパク質)の設計図となるmRNAを脂質の膜に包んだ製剤になります。本剤を接種し、mRNAがヒトの細胞内に取り込まれると、このmRNAを基に細胞内でウイルスのスパイクタンパク質が産生され、スパイクタンパク質に対する中和抗体産生及び細胞性免疫応答が誘導されることで、SARS-CoV-2による感染症の予防ができると考えられています。
 令和5年9月現在、オミクロン株XBB.1.5に対応した1価ワクチン(※)が接種可能です。

  1. (※)オミクロン株対応1価ワクチンとは、オミクロン株系統のスパイクタンパク質の設計図となるmRNAを有効成分とするワクチンです。

オミクロン株(XBB.1.5)1価ワクチンの有効性

 新型コロナウイルス感染症の重症化の予防を目的として接種します。
 ワクチンを受けた人では、ワクチンを受けていない人よりも、新型コロナウイルス感染症を発症した割合が少ないことが分かっています。オミクロン株対応2価ワクチン(従来株/BA.1又はBA.4-5)の臨床試験において中和抗体価の上昇がみられ有効性が確認されていること、オミクロン株に対する有効成分を含むワクチンの非臨床試験のデータからヒトでの免疫応答について一定の予測が可能であることが確認されていることを踏まえ、本剤(オミクロン株対応1価ワクチン)の非臨床試験における初回接種や追加接種により、オミクロン株亜系統に対する中和抗体の産生が確認されたことから、一定の有効性が期待されています。

ワクチンの特徴・有効性(オミクロン株対応2価ワクチン)

ファイザー社・モデルナ社のオミクロン株対応2価ワクチンの特徴

 本剤は、メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンです。SARS-Cov-2のスパイクタンパク質(ウイルスがヒトの細胞へ侵入するために必要なタンパク質)の設計図となるmRNAを脂質の膜に包んだ製剤になります。本剤を接種し、mRNAがヒトの細胞内に取り込まれると、このmRNAを基に細胞内でウイルスのスパイクタンパク質が産生され、スパイクタンパク質に対する中和抗体産生及び細胞性免疫応答が誘導されることで、SARS-CoV-2による感染症の予防ができると考えられています。

(※)オミクロン株対応2価ワクチンとは、従来株とオミクロン株系統のそれぞれのスパイクタンパク質の設計図となるmRNAを有効成分とするワクチンです。

2価ワクチンの有効性

 新型コロナウイルス感染症の重症化等の予防を目的として接種します。

 ワクチンを受けた人が受けていない人よりも、新型コロナウイルス感染症を発症した人が少ないということが分かっています。新型コロナワクチン接種後の中和抗体価と発症予防効果との相関性が報告されており、オミクロン株によるコロナ感染症の疾患に対して従来型の1価ワクチン(従来株)の効果が報告されていることから、オミクロン株に対して高い免疫応答が確認されている本剤2価ワクチンの追加接種により、一定の発症及び重症化を予防する効果が期待されています。

 ただし、追加接種を受けても、発症等を完全に予防できる訳ではありません。ワクチン接種にかかわらず、引き続き、適切な感染防止策を行う必要があります。

オミクロン株対応2価ワクチン 小児(5歳~11歳)用

 海外における臨床試験で、以下のように、有効性について結果が示されました。

 従来型の1価ワクチン(従来株)を3回接種した12歳以上の者を対象に、本剤(従来株/オミクロン株BA.4-5)の追加接種を1回行い、接種1か月後の血清中の新型コロナウイルス(BA.4-5、BA.1、従来株)に対する中和抗体価を評価しました。BA.4-5、BA.1、従来株に対する本剤(従来株/オミクロン株BA.4-5)接種群の中和抗体価は、接種前に比べて上昇することが確認されました。
 また、5~11歳への従来型1価ワクチン(従来株)の追加接種による免疫原性の回復、成人における本剤(従来株/オミクロン株BA.4-5)の予防効果に関する報告、従来型1価ワクチン(従来株)の有効性が5歳以上の年齢層で同程度である報告を踏まえ、5~11歳に対する本剤(従来株/オミクロン株BA.4-5)の追加接種について、一定の有効性は期待できると考えられています。

 同じく、安全性​についても、以下の結果が示されました。

​ 12歳以上および18歳以上に対する、本剤(従来株/オミクロン株BA.4-5)の追加接種後7日間における主な有害事象の発現状況のデータから、本剤(従来株/オミクロン株BA.4-5)の有害事象の発現傾向は従来型1価ワクチン(従来株)と概ね同様であること、海外における安全性情報でも特段の懸念は認められないことから、5~11歳に対する本剤(従来株/オミクロン株BA.4-5)の追加接種について、安全性は許容可能と考えられています。​

 

厚生労働省のHPに、さらに詳しい内容や、接種に注意が必要な人などについて掲載されています。

「新型コロナワクチンにはどのような効果(発症予防、持続期間等)がありますか。」

「新型コロナワクチンの有効性・安全性について」

「ファイザー社のオミクロン株対応2価ワクチンについて」

「モデルナ社のオミクロン株対応2価ワクチンについて」

 

ワクチンの特徴・有効性(従来株対応ワクチン)

従来株対応ワクチンの特徴

ファイザー社・モデルナ社の従来株対応ワクチンは、メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンというもので、新しい仕組みのワクチンです。これまで日本において使用されてきたワクチンは、ウイルスの一部のタンパク質を人体に投与し、それに対して免疫ができる仕組みでした。メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンでは、ウイルスのタンパク質をつくるもとになる情報の一部を注射し、人の身体の中で、この情報をもとに、ウイルスのタンパク質の一部がつくられ、それに対する抗体などができることで、ウイルスに対する免疫ができます。

※モデルナ社の従来株対応ワクチンは、令和5年2月11日をもって、すべて有効期限が到来しました。なお、12歳以上用、2価:従来株/オミクロン株については、引き続き接種を継続しており、有効期限は、 モデルナ社HPに掲載 されています。

従来株対応ワクチンの有効性

従来株対応ワクチンについては、接種を受けた人が受けてない人よりも、新型コロナウイルス感染症を発症した人が少ないということが分かっています。

(参考)厚生労働省HP「新型コロナワクチンQ&A」より

「新型コロナワクチンにはどのような効果(発症予防、持続期間等)がありますか。」

 

各回の接種や、年齢別(小児用・乳幼児用)について、以下のようになっています。

従来株対応ワクチンの初回(1、2回目)接種

初回接種(1、2回目)における臨床試験の結果、接種から一定の期間における発症予防効果について、ファイザー社ワクチンでは、12歳以上で約95%、5~11歳で90.7%、モデルナ社ワクチンでは、約94%であると報告されています。なお、ワクチンの接種で十分な免疫ができるのは、2回目の接種を受けてから、ファイザー社ワクチンで7日程度、モデルナ社ワクチンで14日以降とされています。これらの結果はオミクロン株が流行する前のものです。

オミクロン株に対する発症予防効果については、英国健康安全保障庁(UKHSA)の報告(2022年4月21日時点)によると、ファイザー社及びモデルナ社の従来ワクチン(1価)ではデルタ株より低く、2回目接種から2~4週間後は65~70%であったところ、25週間後までには15%程度に低下することが示されています。

従来株対応ワクチン3回目接種

2回目接種後、ワクチンの効果は時間の経過とともに低下していきますが、同じワクチンを用いている18歳以上では、3回目の接種を行うことにより、オミクロン株に対する発症予防効果や入院予防効果が回復すると報告されています。(出典:UKHSA. Technical briefing 34. Jan 2022、UKHSA. COVID-19 vaccine surveillance report: 3 Feb 2022)

16~17歳の場合では、オミクロン株流行期において、ワクチンの2回目接種後(14-149日経過後)は、新型コロナ感染症の様な症状のための救急外来の受診を34%減少させ、ワクチンの3回目接種後(7日以上経過後)は、同様の救急外来の受診を81%減少させる効果があったと報告されています。(出典:MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2022; 71(9): 352-358)

ただし、3回目の接種を受けても、感染を完全に予防できる訳ではありません。ワクチン接種にかかわらず、適切な感染防止策を行う必要があります。

<1、2回目と異なるワクチンを用いて追加接種した場合の効果>

3回目接種では、1、2回目接種時に使用したワクチンの種類に関わらず、ファイザー社またはモデルナ社のワクチンを接種する「交互接種」が可能です。

厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会では、3回目接種時に交互接種を実施した際の抗体価について上昇が良好であること、また、副反応に関しては、1、2回目接種で報告されたものと同程度であり、交互接種と同種接種で差がなかったとの米国の研究内容が報告されました。

※モデルナ社ワクチンは3回目は50㎍接種することになっているが、本研究では100㎍接種した結果が報告されている。

3回目接種前と比較した15日目の中和抗体価比
1回目 2回目 3回目 中和抗体価比
モデルナ社製 モデルナ社製 モデルナ社製 10.2倍
ファイザー社製 11.5倍
ファイザー社製 ファイザー社製 ファイザー社製 20.0倍
モデルナ社製 31.7倍

 

従来株対応ワクチン4回目接種

海外で実施された研究によると、オミクロン株流行期において、3回目接種から一定期間経過した60歳以上では、ファイザー社のワクチンを4回接種後6週間経過しても重症化予防効果が低下せず維持されていたこと、18歳以上にファイザー社のワクチンを4回接種することで、少なくとも接種3週間後まではオミクロン株等に対する中和抗体価の上昇が確認されたこと等が報告されています。

また、18歳以上を対象に、4回目にモデルナ社のワクチンを接種した場合、少なくとも接種3週間後まではオミクロン株等に対する中和抗体価の上昇が確認されています。

現在、多くの国又は地域でこれらのワクチンの接種が進められることでデータが蓄積されつつありますが、感染予防効果は十分には明らかになっていません。ワクチン接種にかかわらず適切な感染防止策を行う必要があります。

新型コロナワクチンは、臨床試験で有効性と安全性に関して厳格な評価が行われた上で、薬事承認されています。その上で、効果の持続性等を確認するために、現在も臨床試験が継続されています。

従来株対応ワクチン小児(5歳~11歳)用

5歳から11歳における2回目接種後7日以降の発症予防効果は、オミクロン株が流行する前のデータで90.7%と報告されています。

オミクロン株に対しては、米国での研究結果によると、ファイザー社ワクチンにおける感染予防効果は、5~11歳では2回接種後14~82日後で31%、12~15歳では2回接種後14~149日後で59%という報告がされています。また、成人では、オミクロン株に対する発症予防効果や入院予防効果等が確認されており、5~11歳に対しても、同様の効果が期待されています。米国でオミクロン株流行期に5~18歳を対象に実施された研究では、ファイザー社ワクチンを2回接種完了後の入院予防効果は5~11歳で68%、12~18歳で40%であったと報告されています。

(参考)厚生労働省のホームページ

「5~11歳の子どもへの接種(小児接種)についてのお知らせ」

「新型コロナワクチンQ&A 小児(5~11歳)接種」

 

従来株対応ワクチン 乳幼児(6か月~4歳)用

海外における臨床試験では、生後6か月~4歳を対象に、本剤の3回目接種から1か月後の、血清中の新型コロナウイルスに対する中和抗体価及び抗体応答率を評価したところ、別の臨床試験で有効性が確認された16~25歳における中和抗体価及び抗体応答率に対し、事前に設定した免疫ブリッジングに係る成功基準(※1)が達成されました。

(※1)中和抗体価の幾何平均比の両側95%信頼区間の下限値が0.67を下回り点推定値は0.8以上、及び抗体応答率の差の両側95%信頼区間の下限値が-10%を上回る。

また、オミクロン株流行下における3回目接種後7日以降の発症予防効果について、観察期間で調整した有効性は73.2%と報告されました。

<乳幼児用の初回接種は、3回です>

1回目の接種後、通常2週間の間隔で2回目の接種、その後8週間以上の間隔で3回目の接種を受けてください。2、3回目までの間隔が予定より長くなっても、1回目から接種しなおす必要はありません。できるだけ速やかに、次の接種を受けてください。

1回目に本ワクチンを使用した場合は、5歳の誕生日を迎えた場合であっても、2、3回目にも本ワクチンを使用します。

生後6か月~4歳は、三角筋中央部または大腿前外側部(1歳未満は大腿前外側部)に接種します。

(参考)厚生労働省ホームページ

「生後6か月~4歳の子どもへの接種(乳幼児接種)についてのお知らせ」

「新型コロナワクチンQ&A 乳幼児接種(生後6か月~4歳)」

 

従来株ワクチンの有効性や臨床試験の詳細については、次の厚生労働省のホームページをご覧ください。​

ファイザー社の新型コロナワクチンについて

モデルナ社の新型コロナワクチンについて

 

ワクチンの特徴・有効性(武田社ワクチン(ノババックス))

武田社ワクチン(ノババックス)の特徴

ノババックス社が開発したワクチンを武田薬品工業株式会社より薬事承認申請され、薬事承認された「武田社ワクチン(ノババックス)」は、組換えタンパクワクチンといわれており、不活化ワクチンの一種です。B型肝炎ウイルスワクチンなど、他のワクチンでも使用実績があります。接種により組換えスパイクタンパク質がヒトの細胞内に取り込まれると、スパイクタンパク質に対する中和抗体産生及び細胞性免疫応答が誘導されることで、新型コロナウイルスによる感染症の予防ができると考えられています。

 

武田社ワクチン(ノババックス)の有効性

ワクチンを受けた人が受けてない人よりも、新型コロナウイルス感染症を発症した人が少ないということが分かっています。

1、2回目の接種における臨床試験の結果、オミクロン株が流行する前のデータではあるものの、臨床試験を通じて、約90.4%等の発症予防効果が確認されています。また、オミクロン株に対する知見は限定的ではあるものの、接種により中和抗体価が上昇したとの報告があります。

ただし、追加接種を受けても、発症等を完全に予防できる訳ではありません。ワクチン接種にかかわらず、引き続き、適切な感染防止策を行う必要があります。

(参考)厚生労働省HP「新型コロナワクチンQ&A」より

「新型コロナワクチンにはどのような効果(発症予防、持続期間等)がありますか。」

ワクチンの有効性や臨床試験の詳細については、次の厚生労働省のホームページをご覧ください。

武田社ワクチン(ノババックス)について

 

ワクチンの副反応

ワクチン接種の効果と副反応をご理解のうえ、接種を検討してください。

過去に予防接種で体調が悪くなった方やアレルギー・基礎疾患をお持ちの方、接種に不安のある方は、事前にかかりつけ医にご相談のうえ、接種をご検討ください。

なお、新型コロナウイルス感染症の国内の発生動向については、厚生労働省の「国内の発生状況など」をご覧ください。

副反応

一般的にワクチン接種後には、ワクチンが免疫をつけるための反応を起こすため、接種部位の腫れ・痛み、発熱、頭痛、関節や筋肉の痛み、疲労、寒気等の軽い副反応は頻繁に現れますが、通常数日以内に治ります。また、まれに起こる重大な副反応として、ショック、アナフィラキシー、心筋炎、心膜炎があります。

厚生労働省の「新型コロナワクチンの副反応について」に、起こりやすい副反応や、症状が出た時の対応について掲載されています。

医療機関からの副反応疑い報告の状況や接種後の健康状況に係る調査等については、厚生労働省の「新型コロナワクチンの副反応疑い報告について」「厚生科学審議会 (予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会)」をご覧ください。

心筋炎や心膜炎について

稀に起こる重大な副反応の、心筋炎や心膜炎については、1回目よりも2回目の接種後に多く、若い方、特に男性に多い傾向が見られると報告されております。また、米国では、3回目接種後の方が2回目接種後よりも心筋炎の報告頻度は低いとされています(出典:MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2022; 71(9): 347-351)。接種後数日以内に胸痛、動悸、息切れ、むくみ等の症状が現れたら医療機関を受診してください。

ごく稀ですが、海外では子どもでも軽症の心筋炎を発症した例が報告されています。米国では、5歳から11歳の男性における接種後の心筋炎の報告率は、12歳から15歳や、16歳から17歳の男性における報告率より低いとされています。保護者の方は、ワクチン接種後4日程度の間に、お子さまの胸の痛み、動悸、息切れ、むくみなどの症状がみられた場合は、速やかに医療機関を受診して、ワクチンを受けたことを伝えてください。

なお、心筋炎と診断された場合は、一般的には入院が必要となりますが、多くは安静によって自然回復するといわれています。

ギラン・バレー症候群について

ごく稀ではあるものの、mRNAワクチン接種後にギラン・バレー症候群が報告されています。接種後、手足の力が入りにくい、しびれ等の症状が現れたら、速やかに医療機関を受診してください。

新型コロナワクチンの接種後の健康状況調査

新型コロナワクチンの接種を受けた方を対象に、接種部位の腫れ・痛み、発熱、頭痛など接種後に起こりやすい様々な症状の頻度などを調査し、厚生労働省ホームページで公表されています。

「新型コロナワクチンの初回接種後の健康状況調査」

「新型コロナワクチンの追加接種後(3回目)の健康状況調査」

「新型コロナワクチンの追加接種後(4回目)の健康状況調査」

「オミクロン株対応2価ワクチンの追加接種後の健康状況調査」

新型コロナワクチン副反応Q&A(厚生労働省ホームページより抜粋)

Q これまでに認められている副反応にはどのようなものがありますか。

A 注射した部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み等がみられることがあります。まれな頻度でアナフィラキシー(急性のアレルギー反応)が発生します。

発現割合

コミナティ(ファイザー社)

モデルナ(武田薬品)

50%以上

接種部位の痛み、

疲労、頭痛

接種部位の痛み、

疲労、頭痛、筋肉痛

10~50%

筋肉痛、悪寒、関節痛、

下痢、発熱、接種部位の腫れ

関節痛、悪寒、吐き気・嘔吐

リンパ節症、発熱・紅斑

1~10%

吐き気、嘔吐

接種後7日以降の

接種部位の痛みなど

 

Q 副反応は1回目の接種後より2回目の接種後の方が強いと言われるのはどうしてですか。

A 1回目のワクチン接種でいくらか免疫がつくことで、2回目の接種の方が、免疫反応が起こりやすくなるため、発熱や倦怠感、関節痛などの症状が出やすくなります。

 

Q ワクチンを受けた後に熱が出たら、どうすれば良いですか。

A ワクチンによる発熱は接種後1~2日以内に起こることが多く、必要な場合は解熱鎮痛剤を服用するなどして、様子をみていただくことになります。このほか、ワクチン接種後に比較的おきやすい症状としては、頭痛、疲労、筋肉痛、悪寒(さむけ)、関節痛などがあります。
 ワクチンによる発熱か、新型コロナウイルス感染症かを見分けるには、発熱以外に、咳や咽頭痛、味覚・臭覚の消失、息切れ等の症状がないかどうかが、手掛かりとなります。(ワクチンによる発熱では、通常、これらの症状はみられません。)
 ワクチンを受けた後、2日間以上熱が続く場合や、症状が重い場合、ワクチンでは起こりにくい上記の症状がみられる場合には、医療機関等への受診や相談をご検討ください。

 

Q ワクチンを受けた後の発熱や痛みに対し、市販の解熱鎮痛薬を飲んでもよいですか。

A ワクチンを受けた後の発熱や痛みに対し、市販の解熱鎮痛薬で対応いただくことも考えられますが、特に次のような場合は、主治医や薬剤師にご相談ください。

・他のお薬を内服している場合や、妊娠中、授乳中、ご高齢、胃・十二指腸潰瘍や腎機能低下など病気治療中の場合(飲める薬が限られていることがあります。)
・薬などによりアレルギー症状やぜんそくを起こしたことがある場合
・激しい痛みや高熱など、症状が重い場合や、症状が長く続いている場合
・ワクチン接種後としては典型的でない症状がみられる場合

 なお、ワクチンを受けた後、症状が出る前に、解熱鎮痛薬を予防的に繰り返し内服することについては、現在のところ推奨されていません。
 市販されている解熱鎮痛薬の種類には、アセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬(イブプロフェンやロキソプロフェン)などがあり、ワクチン接種後の発熱や痛みなどにご使用いただけます。(アセトアミノフェンは、低年齢の方や妊娠中・授乳中の方でもご使用いただけますが、製品毎に対象年齢などが異なりますので、対象をご確認のうえ、ご使用ください。)

 

Q アナフィラキシーではどのような症状がでますか。治療法はありますか。

A 皮膚症状、消化器症状、呼吸器症状が急に起こり、血圧低下や意識レベルの低下を伴う場合もあります。薬の注射などで治療します。
 薬や食物が体に入ってから、短時間で起きることのあるアレルギー反応です。
 じんま疹などの皮膚症状、腹痛や嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状が急に起こります。血圧低下や意識レベルの低下(呼びかけに反応しない)を伴う場合を、アナフィラキシーショックと呼びます。
 アナフィラキシーは特定のワクチンだけに起きるものではなく、様々な医薬品やワクチンの投与後に報告されています。例えば、インフルエンザワクチン接種後の副反応疑い報告では、因果関係があるかどうかわからないものも含め、1シーズンで、約20件のアナフィラキシーが報告されています。
 予防接種後に、息苦しさなどの呼吸器症状がみられれば、接種会場や医療機関で、まず、アドレナリン(エピネフリン)という薬の注射を行います。その後、症状を軽くするために、気管支拡張薬等の吸入や抗ヒスタミン薬、ステロイド薬の点滴や内服なども行います。
 接種後にもしアナフィラキシーが起こっても、すぐに対応が可能なよう、予防接種の接種会場や医療機関では、医薬品などの準備をしています。

 

Q ワクチン接種後にくも膜下出血や急性大動脈解離が起きたと聞いたのですが、ワクチンとの関連はあるのでしょうか。

A 現時点において、ワクチンを接種した人の方が、接種していない人よりも、くも膜下出血や大動脈解離が起こりやすいという知見はありません。くも膜下出血や大動脈解離は、偶発的に起こりうることから、ワクチン接種後に起きた場合でも、それだけで、ワクチンが原因であるというわけではありません。

 

Q ワクチン接種後に血栓症が起きると聞いたのですが大丈夫でしょうか。

A 海外で接種が行われているアストラゼネカ社のワクチンでは、稀に珍しいタイプの血栓症が起きるという報告がありますが、適切な診断・治療方法も報告されています。なお、ファイザー社やモデルナ社のmRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンでは、現時点では、同様の血栓症と関連性があると評価された事例は確認されていません。

 

その他、新型コロナワクチン全般に関するQ&A(よくある質問)については、「厚生労働省ホームページ」をご覧ください。

 

副反応疑い報告・健康被害救済制度

予防接種によって健康被害が生じ、医療機関での治療が必要になったり、障害が残ったりした場合に、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)が受けられます。

新型コロナウイルスワクチンの接種についても、健康被害が生じた場合には、予防接種法に基づく救済を受けることができます。現在の救済制度の内容については、予防接種健康被害救済制度(厚生労働省)をご参照ください。申請書類や方法については、朝霞市新型コロナウイルスワクチン接種推進室へ、お問い合わせください。

副反応疑い報告(全国)

新型コロナワクチン接種後に死亡として報告された事例
ファイザー社ワクチン 1,878件 
モデルナ社ワクチン 236件 
ファイザー社(5~11歳用)ワクチン 3件 
ファイザー社(6か月~4歳用)ワクチン 1件 
アストラゼネカ社ワクチン 1件 
武田社ワクチン(ノババックス) 3件 
合計 2,122件 

 

重篤な副反応として報告された事例
ファイザー社ワクチン 7,116件 
モデルナ社ワクチン 1,288件 
ファイザー社(5~11歳用)ワクチン 41件 
ファイザー社(6か月~4歳用)ワクチン 4件 
アストラゼネカ社ワクチン 11件 
武田社ワクチン(ノババックス) 12件 
合計 8,472件 

令和5年10月27日までの厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)の資料より

 

健康被害救済制度の申請状況

健康被害救済制度の申請状況(全国)
これまでの進達受理件数 9,222件 
認定件数 4,914件 
  うち死亡の件数 323件 
否認件数 766件 
保留件数 138件 

令和5年10月26日までの疾病・障害認定審査会 感染症・予防接種審査分科会の資料より

 

健康被害救済制度の申請状況(朝霞市)
これまでの申請受理件数 3件 
認定件数 2件 
否認件数 0件 

 

ワクチンの有効期限の延長・到来

 ワクチンの有効期間は、当該ワクチンを製造・販売する企業において収集された、一定期間保存した後の品質に関するデータに基づき、薬事上の手続きを経て設定されます。このため、一度有効期間を設定した後であっても、そうしたデータに基づき、薬事上の手続きを経て、有効期間が延長されることがあります。

 ワクチンの有効期限について、詳細は、新型コロナワクチンの有効期限の取扱いについて(厚生労働省) をご覧ください。

 

ファイザー社ワクチン(2価および1価)の有効期限

 ファイザー社の2価および1価ワクチン(12歳以上用、5~11歳用、6か月~4歳用)は、-90℃~-60℃で保存する場合の有効期間が延長され、バイアル(薬剤)や接種証明のシールの期限より、長く使用できるようになっています。

 各ワクチンの期限は、新型コロナワクチンの有効期限の取扱いについて(厚生労働省) をご覧ください。

 

モデルナ社ワクチン(1価:従来株)の有効期限

 モデルナ社の従来株対応ワクチンは、令和5年2月11日をもって、すべて有効期限が到来しました。

 なお、12歳以上用、2価:従来株/オミクロン株については、引き続き接種を継続しており、有効期限は、 モデルナ社HPに掲載 されています。

 

関連省庁ほか

新型コロナウイルスワクチンについての詳細は、以下のリンク先からご確認ください。

首相官邸ホームページ「新型コロナワクチンについて」

厚生労働省ホームページ「新型コロナワクチンについて」

埼玉県ホームページ「新型コロナウイルスワクチン接種について」

 

新型コロナウイルスワクチン接種に便乗した詐欺に注意してください。以下のリンク先から確認ください。

「新型コロナワクチンに便乗した詐欺にご注意ください!」(地域づくり支援課)

 

お問い合わせ

新型コロナウイルスのワクチンに関するお問い合わせ先については、以下のコールセンターが開設しています。

 

●朝霞市新型コロナウイルスワクチン接種コールセンター(予約受付・接種に関するご案内)

電話:050-2018-7955(※通話料がかかります)

受付:午前8時30分から午後8時(土曜日、日曜日、祝日は午後5時まで)

  (年末年始12月29日から1月3日は休業)

 

厚生労働省新型コロナワクチンコールセンター(新型コロナウイルスワクチン全般について)

電話:0120-761-770(フリーダイヤル)

受付:午前9時から午後9時(土曜日、日曜日、祝日も含む)

詳しくは、 厚生労働省新型コロナワクチンコールセンター をご覧ください。

 

埼玉県新型コロナワクチン専門相談窓口(ワクチン接種後の副反応や医学的知見が必要となる専門的な相談について)

電話:0570-033-226(ナビダイヤル)

受付:24時間対応(土曜日、日曜日、祝日も含む)

詳しくは、 埼玉県新型コロナワクチン専門相談窓口 をご覧ください。

 

 

 

(この記事についてのお問合せ)

新型コロナウイルスワクチン接種推進室

電話:048-451-5588

メール:coronavaccine@city.asaka.lg.jp