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農業者の皆さんへ 高温・少雨に対する農作物管理技術対策

 関東地方の梅雨明けは6月29日頃とみられ、その前後から高温で降水量の少ない状態が続いています。
7月19日発表の1か月予報によると、向こう1か月の気温は高い確率が70%、降水量は少ない確率が40%で、
今後も高温・少雨傾向は継続する見込みです。

 この対策として以下の農作物技術対策資料を作成しましたので、参考にしてください。

 なお、高温・高湿下での農作業は、熱中症を引き起こしやすいので注意してください。

大豆

1 開花期から莢伸長・子実肥大期は水分要求量が最も大きく、干ばつになると落花・落莢が増え減収となる。
 かん水が可能な地域では、最長葉が直立し、ほ場全体が白っぽく見えるようになる前に畦間かん水を実施し、
 かん水後は滞水しないよう早めに排水する。その後も降雨が見込めない場合は、莢肥大伸長初期まで定期的に
 かん水を実施する。
2 開花が始まったら、中耕・培土を行わない。
3 ハスモンヨトウ、カメムシ類の早期発見に努め、的確な薬剤散布を行う。

野菜

共通事項

1 露地野菜では、敷わら、マルチフィルム、べたがけ資材等を使用して、地表面からの水分の蒸散を抑制する。
2 かん水は、地温が低下している早朝か夕方に行う。特に、育苗中は、夕方かん水すると徒長しやすいので避ける。
3 育苗中は、気温の高い日中は不織布等で日よけを行う。また、通風を良くし、徒長を避ける。
4 高温乾燥条件で発生しやすいハダニ類、アブラムシ類、アザミウマ類、カメムシ類等の早期発見に努め、
 的確な防除を行う。

露地なす

1 高温・乾燥が続くと「つやなし果」や「短形果」等の不良果が増加するので、敷わら等により乾燥を防止するとともに、
 適切にかん水を行って草勢維持に努める。
2 生長点付近の先端部分が細くなるなど草勢の低下がみられる場合は、追肥や不良果の摘果を行って、
 草勢の回復を図る。
3 ハダニ類、チャノホコリダニ等の発生に注意し、発見次第薬剤防除を行う。その際、整枝・誘引と摘葉を行って
 薬剤の付着効果を高める。

ねぎ

1 生育が遅延している育苗ほについてはかん水を行い、生育促進を図る。
2 土寄せによる断根は生育低下や軟腐病等の発生を助長するため、高温時の作業はできるだけ避ける。
3 朝夕の気温低下により草勢の回復が見られてから、追肥・土寄せを行う。日中の温度が高い場合は、
 通常よりも追肥量を少なくする。
4 アザミウマ類、ハスモンヨトウ、シロイチモジヨトウ等の増加が心配されるので、発生初期に薬剤散布を行う。

さといも・やまのいも

1 かん水施設があるほ場では、1回当たり20~30mm程度のかん水を行う。かん水施設が無いほ場では、
 タンク等を利用し可能な限りかん水を行う。かん水は気温の低い夕方から夜間に行う。
2 土壌が極度に乾燥している場合は、追肥や土寄せ作業を行わない。
3 高温乾燥によりアブラムシ類やハダニ類が発生しやすくなるので、発生初期から薬剤防除を行う。

えだまめ

1 開花前後及び肥大期のものは、可能な限りかん水を実施する。
2 アブラムシ類等の発生に注意し、発生初期から薬剤防除を行う。

いちご苗

1 ポット育苗では、かん水量の増加等により、育苗後半の急激な窒素不足も見込まれるので、肥培管理に注意する。
2 急激な水分蒸散による葉焼けが心配されるため、寒冷紗等による遮光を実施する。

ブロッコリー・キャベツ

1 定植は日中の暑い時間を避け涼しい夕方か早朝に行う。定植時には植え穴へ十分なかん水を行い活着を促す。
2 定植後、灌水チューブ等を活用し、こまめなかん水により活着を促す。
3 活着後も、長期の乾燥が予想される場合は、早期出荷を目指すほ場を中心にかん水を行い生育を促進させる。
4 ハイマダラノメイガ、ハスモンヨトウ等の増加が心配されるので、発生初期に薬剤散布を行う。

果樹

共通事項

1 スプリンクラー等のかん水施設があるほ場では、1回概ね20mm程度で3~5日間隔でかん水を行う。
 土壌にひび割れができる前から始める。日中の高温時を避けて、夕方の時間帯に行うのがよい。
2 収穫は朝の涼しい時間帯に行い、品質を低下させないようにする。
3 草生栽培園では、定期的な刈取りを実施する。
4 清耕栽培園では樹冠下に敷きわらを行うなど、地温上昇と地表面からの蒸散を防ぐ。
5 ハダニ類やナシヒメシンクイ等は発生時期が早まり、発生量も多くなるので、病害虫防除所の発生予察等を参考に、
 適期に防除を行う。

 なし

  高温で収穫時期が早まることが想定されるため、果実を試食し、収穫遅れにならないように注意する。
 特にジベレリン処理果は注意する。

ぶどう

  一般的に気温が高いと果実の酸味は早く抜け、着色が遅れる傾向にある。試食し果実の品質を確認し、
 適期収穫を行う。

くり

  早生品種では、果実が腐敗することが心配されるため、選果に注意する。

花植木

1 露地切花や浅根性の植木類は、可能な限りかん水に努める。かん水は日中の高温時を避け早朝か夕方に行う。
2 敷わら等により地表面からの蒸散を抑制する。
3 寒冷紗等の遮光資材を活用し、植物体温度の上昇を抑制する。
4 施設では内外部の遮光資材により温度の上昇を抑制し、換気扇や循環扇等により通風を図る。

1 マルチ、敷きわらなどにより土壌水分の保持に努める。また、雑草による水分の競合を避けるため除草を行う。
 その場合、細根を切るような深い耕うんは避け、表面を軽く耕うんする程度に行う。
2 整せん枝や農薬散布は、高温時には葉焼けや薬害を起こしやすいので、高温が予想される晴天日は
 気温の下がり始める時間帯から始めるようにする。
3 棚施設などが設置された茶園では被覆遮光し、葉焼けなどの高温害を防ぐとともに過度の蒸散を抑制する。
4 定植当年の幼木では干ばつ害が心配されるため、かん水、マルチ・敷きわらなどの対策を実施する。
 枯死個体が発生した場合は、翌春補植する。
5 チャノミドリヒメヨコバイ、チャノキイロアザミウマ、ハマキムシ類が多発することがあるので、適切に防除する。

畜産

   密飼いを避け、畜舎の屋根や壁面への石灰乳または断熱塗料の塗布、畜舎周囲への遮光ネットやよしずの設置、
 換気扇・送風機利用による畜舎内の通気促進などにより、飼育環境を改善する。


◎ 水稲については別途農業支援課ホームページに掲載してあります。

   https://www.pref.saitama.lg.jp/a0903/gijututaisaku/documents/180720sainokagayakikouontaisaku.pdf


◎ 農薬はラベルに記載されている適用作物、使用時期、使用方法等を十分確認の上、最終有効年月までに
 使用してください。

◎ 農薬の使用に際しては、以下のホームページで御確認ください。

 農産物安全課 http://www.pref.saitama.lg.jp/a0907/nb/arfdnouyakutourokuhenkou.html

 独立行政法人農林水産消費安全技術センターホームページ内農薬登録情報提供システム http://www.famic.go.jp/


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