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市長コラム平成23年10月「絆(きずな)」

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 記事ID:0001568 更新日:2011年10月1日更新

平成23年10月「絆(きずな)」

 皆さんこんにちは。
 東北地方を中心に甚大な被害をもたらした東日本大地震に続き、9月には台風12号が中国・四国地方を縦断し、和歌山県、奈良県などに記録的な大雨による大きな被害をもたらしました。大規模な土砂崩れなどで、多くの方がお亡くなりなりました。心からご冥福をお祈りいたします。それにしても今年は大きな自然災害が立て続けに起きています。これから台風シーズンが本格化しますので、皆さんも災害時の行動を家族で話し合うなど、万全の備えをお願いします。
 ところで、市では、9月2日に岐阜県の瑞浪市と大規模な災害が起こった時に食料や生活必需品などの提供、職員の派遣などを応援し合う「災害時における相互応援に関する協定」を結びました。瑞浪市は、岐阜県の東南部に位置する中山道の宿場として栄えたまちで、6月に瑞浪市の水野市長が、同市出身で人間国宝の陶芸家加藤孝造さんの作品を所蔵している市内の施設を訪れた時に直接お会いする機会があり、両市が高速道路で4時間程度と少し離れた適度な距離であることから、協定締結の話がとんとん拍子に進みました。
 私は、東日本大震災後すぐに、被災地にいる皆さんにできる限りの支援をしたいと思いましたが、被災地が大きく混乱していたことや、災害時相互応援協定を結んでいなかったため、なかなかスムーズに進めることができませんでした。そのような中、猪苗代湖自然の家が縁で以前から交流のあった福島県の会津若松市に、同県の大熊町が役場ごと移転していたため、リサイクル自転車と車イスを送ったり、福島県市長会に調整していただき、須賀川市に市職員を派遣したりしました。私はあらためて、大規模な災害が起こった時、同時に被災することの少ない離れた自治体同士で災害時相互応援協定を結び、互いに助け合うことの必要性を強く感じました。今回、瑞浪市というもしもの時に頼りになるパートナーができ、大変心強く思っています。災害時の相互協力はもちろんですが、さまざまな分野で交流を図り、絆を深めていきたいと考えています。私は、今後も他の自治体と協定を結び、災害に強いまちづくりを進めてまいります。ではまた。

朝霞市長 富岡 勝則