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市長コラム平成21年7月 「考(かんがえる)」

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 記事ID:0001548 更新日:2009年7月1日更新

平成21年7月 「考(かんがえる)」

 皆さんこんにちは。
 梅雨という言葉に皆さんは、どのようなイメージをお持ちですか。うっとうしい、じめじめしているなど、あまり良いイメージを持っていない人が多いと思います。
 でも、この雨は草花などに潤いを与え、特に農作物にとってはなくてはならないものです。ですから、梅雨に感謝する気持ちも持たなくてはならないと思います。ちなみに昨年は、7月19日が梅雨明けでしたので、今年も、もう少しこの気候が続きますが、感謝の気持ちがあれば梅雨のイメージも多少、良くなるのではないでしょうか。
 さて、先日新聞を読んでいたら、「小学生辞書に夢中」という記事を見つけました。これは、ある小学校の校長先生が考案した「辞書引き学習」で、自分で調べた言葉に付せんをはり付けることで、辞書が次第に膨らんで勉強の跡が目に見えるため、学習意欲が高まるという内容でした。また、国語辞典を手掛けるメーカーは、イラストやコラムを豊富にして低学年の興味を引く内容にしたり、軽い紙を使って持ちやすくしたことなどが売れ行きの好調につながっているとのことです。
 ふだん私たちが使用している物でも、少しの工夫やアイデアによって、よい効果をもたらした例だと思います。つまり、日々の生活で、こうした方が使いやすい、こういうものがあれば便利になるなどの考え方や工夫から生まれ変わる物も、まだまだ、たくさんあるのではないでしょうか。
 私たちは、子どものころ、いろいろなものに興味をもち、考え、悩んだりもしましたが、大人になるにつれ、そうした意識が薄れてしまうような気がします。勉強や仕事などマンネリズムの状態に安どを感じるなど、周りの変化に無頓着になるからだと思います。また、一方では、日々の慌ただしい時間に追われ、考える余裕がなくなってきていることも事実としてあると思います。
 私たちは、物事を考えるとき一方向から見がちですが、また違った角度から見てみると、新しい発見や、アイデアがたくさん生まれるかもしれません。ぜひ、皆さんも実践してみてはいかがですか。
 ではまた。

朝霞市長 富岡 勝則