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市長コラム平成18年12月 「生(いきる)」

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 記事ID:0001507 更新日:2006年12月1日更新

平成18年12月 「生(いきる)」

  皆さんこんにちは。朝霞市長の富岡です。
 年の瀬を迎え、これからはお酒を飲む機会が増える時期となります。命の大切さを思い、「飲んだら乗るな・乗るなら飲むな」を肝に命じ、自転車も含め飲酒運転は絶対にしないようにお願いします。
 さて、11月6日(月曜日)に、ゆめぱれす(市民会館)ホールにおいて、本田美奈子.一周忌追悼会が市民やファン、そして芸能界の友人などを迎えて開かれました。その日は、昨年、本田美奈子.さんが急性骨髄性白血病により、多くの方々に惜しまれながらその生涯を閉じられた日でした。
 本田さんは、白血病を克服して再びステージに立ちたい、同じ苦しみを持つ人たちを応援したいとの思いで、生きるために懸命に病魔と闘いましたが、残念なことに38歳の若さで天国に召されました。
 私も追悼会に出席させていただき、友人の方々が話す彼女とのエピソードや映像を通じて流されるご本人のコメントを伺いましたが、明るく飾らない性格、優しさや思いやりにあふれた人柄にあらためて接し、すばらしい人材が若くして失われたことを惜しむ気持がいっそう高まりました。しかし、彼女の遺志は受け継がれ、「LIVE FOR LIFE(リブフォーライフ 生きるために生きる。)」活動として生まれ変わり、今回の追悼会でも白血病等の患者支援のための募金箱が設置されました。
  「LIVE FOR LIFE(リブフォーライフ)」 などの活動もあって、これまで年間平均1万1千~2万6千人で推移していた骨髄バンクのドナー登録者数が、昨年度は4万5千人と2倍近くまで増え、今年の8月末で、延べ人数も25万7千人を超えたそうです。これも、本田美奈子.さんの生きることへの強い思いが人々の心に届いた結果ではないでしょうか。私も、追悼会当日、本田さんのご遺徳に、あらためて敬意と感謝の気持を込めて献花をさせていただきました。合掌。
 今年も余すところ、あと1か月、今年最後のコラムになりますが、1年間ご愛読いただきありがとうございました。これから、寒さが厳しくなりますが、ご家族おそろいで輝かしい新年をお迎えできますようお祈り申し上げます。
 ではまた。

朝霞市長 富岡 勝則