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市長コラム平成17年8月 「涼」

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 記事ID:0001505 更新日:2005年8月1日更新

平成17年8月 「涼」

 皆さんこんにちは、朝霞市長の富岡です。
 毎日暑い日が続きますが、皆さんお元気でお過ごしでしょうか。そういえば、昨年も猛暑の日が続き、私自身、かなり夏ばて気味になったことを思い出します。
 ここ数年の日本の夏というと、高温多湿の気候に加えて、地球温暖化やヒートアイランド現象などでますます厳しさが増しています。また、気温が高くなると、どうしても冷房に頼ることが多くなり、その結果、電力消費とCO2(シーオーツー・二酸化炭素)の排出量も増えることになります。
 政府は、この夏から、ノーネクタイ、ノー上着の新しい軽装「クール・ビズ」を取り入れ、冷房温度を28度に設定し、温室効果ガスによる温暖化の抑制に努めています。
 当市では、環境に配慮し、ISO14001(アイエスオー・環境マネジメントシステム)を導入しています。具体的には、市役所本庁舎内の冷房温度を27度に設定するとともに、リサイクル商品やエコマーク入りの商品を購入するなど、省エネ、省資源に配慮しています。また、夏期は職員のネクタイ着用も任意としています。
 ところで、いつ頃からこんなに気温や湿度が高くなって過ごしにくくなったのでしょう。私が小学生の頃は、30度を超えることはそう多くはなかったように思います。それでも当時は、すだれやよしずで日光を遮ったり、さらに、道路や庭に水をまいたり、軒下に風鈴を付けたりして涼をとっていました。
 また、私の家では、夏ばてしないように、梅干しを食べたり、昼寝をしたり、冷やしたトマトやキュウリ、スイカなどを食べたりしていました。今思えば、それで水分を補給していたように思います。
 今は、スイッチひとつで部屋を涼しくも暖かくもできるようになりました。そのため、その便利さや快適さに慣れ、わたしたちが本来持っている体の調節機能が失われつつあり、暑さにも弱くなっているのかもしれません。
 環境に配慮するためには、少し我慢して、昔のくらしに戻ってみる必要があるのではないでしょうか。私も、ちょっと昔を思い出しながら、少しでも涼しくなる工夫をしてみたいと思っています。
 ではまた。

朝霞市長 富岡 勝則