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市長コラム平成26年11月「顧(かえりみる)」

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 記事ID:0032842 更新日:2014年11月1日更新

平成26年11月「顧(かえりみる)」

 皆さんこんにちは。
 暑さ寒さも彼岸までと言われるように、お彼岸を過ぎてから、秋の深まりが一層濃く感じられるようになりました。市内のイチョウ並木も色付いてきて、もうすぐやってくる冬への準備を始めているようです。今年の夏は大変暑かったですが、冬が小走りでやって来ているように感じています。
 さて、先月5日に朝霞駅東口駅前広場で朝霞アートマルシェ2014が開催されました。当日は、あいにくの雨でしたが、出店者も来場者の皆さんも活気にあふれていました。小さいお子さんがクラウン(道化師)の技に目を輝かせたり、家族で「こわくないおばけ」の絵を描いたり、ご年配の方が若いアーティストの作品に見入っている姿があちらこちらで見られ、アートマルシェが朝霞の秋を代表するお祭りになってきているんだなと、とてもうれしく思いました。来年は、ぜひ秋晴れの下で、より多くの皆さんに、この芸術のお祭りを楽しんでいただけたらいいなと思っています。
 ところで、11月24日まで、博物館で「東洋一を目指して-朝霞が育てた日本人のゴルフ-」の企画展を開催しています。この企画展は、朝霞市の前身である「朝霞町」誕生と深い関わりがある「東京ゴルフ倶楽部朝霞ゴルフ場」の誕生から終えんまでを通して、昭和初期の「文化としてのゴルフ」を紹介しています。昭和7年当時、東京の駒沢にあった東京ゴルフ倶楽部が膝折村(現朝霞市)に移転するのにあわせて町制施行を行い、その際に倶楽部の名誉総裁である朝香宮鳩彦王(あさかのみややすひこおう)にあやかり「朝霞」として町に生まれ変わるとともに朝霞ゴルフ場が誕生しました。このゴルフ場は、建築家アントニン・レーモンド氏の設計による白亜のクラブハウスや、今では国内各地のコースで「アリソンバンカー」として有名なイギリスのゴルフ場設計者C.H.アリソン氏がコース設計を手がけるなど、東洋一のゴルフ場とうたわれました。展示では、建設図面やレーモンドの作品集、鳥かん図などで当時を振り返ることができ、ゴルフとスポーツ文化を通して朝霞との関わりを見ることができます。朝霞の歩みを知っていただくことで、より一層、朝霞に愛着を持っていただけるといいなと思っています。
 では、また。

 朝霞市長 富岡 勝則