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市長コラム平成24年5月「伝(つたえる)」

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 記事ID:0001582 更新日:2012年5月1日更新

平成24年5月「伝(つたえる)」

 皆さんこんにちは。
 草木の緑がまぶしく感じられる季節となりました。公園通りのケヤキの葉も日ごとに色濃くなり、春から初夏への季節の移ろいを感じます。今年は、桜の開花が平年よりも遅く、小・中学校の入学式に間に合うか心配していましたが、4月に入ってからの暖かさのおかげで、ちょうど満開になり、新入生の皆さんの新たな門出を祝福してくれているようで、とてもうれしく思いました。
 さて、4月3日から4日にかけて、爆弾低気圧が日本列島を縦断し、強風の影響で電車などの交通機関が大きく乱れたり、建物が倒壊するなどの被害をもたらしました。幸いなことに市内で大きな被害はありませんでしたが、各地で観測史上最大の風速を記録したそうで、朝霞市でもお昼を過ぎた頃から風雨が徐々に強まってきました。私は、市内の状況が心配になり外に出てみましたが、時折吹いてくる強い風にあおられて、傘が壊れそうになるほどでした。強風のピークが夕方の帰宅ラッシュと重なってしまいましたが、首都圏の企業などでは、交通機関が回復するまで社員を待機させるなど、帰宅困難者が多く発生した昨年の東日本大震災の教訓が生かされているのを感じました。
 ところで、現在、市では、防災行政無線やホームページなどで災害等の情報を皆さんにお知らせしていますが、防災行政無線の放送が場所によって聞こえにくいというご意見をたくさんいただいています。情報をより確実にお伝えするためにスピーカーを増やしたいのですが、用地の確保などが難しい状況です。そこで、今年度、新たに、室内で防災行政無線が受信できるAM・FMラジオ付の戸別受信機(防災ラジオ)を購入し、避難場所に指定している小・中学校や保育園、公民館などの公共施設等に設置するとともに、希望される市民の方には、購入費の一部の2,000円をご負担いただき、お配りしたいと考えています。防災ラジオは品薄状態が続いているため、秋ごろの納品になってしまいそうですが、準備が整い次第広報などでお知らせしますので、ぜひご活用ください。私は、情報を伝える手段をひとつでも多く確保することで、災害が起こった時の被害を少しでも小さくしたいと考えています。今後も東日本大震災の教訓を生かしながら、災害に強いまちづくりを進めていきます。ではまた。

朝霞市長 富岡 勝則