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市長コラム平成23年11月「繋(つながる)」

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 記事ID:0001567 更新日:2011年11月1日更新

平成23年11月「繋(つながる)」

 皆さんこんにちは。
 10月も中旬を過ぎて朝晩はすっかり涼しくなり、ようやく秋めいてきました。市役所前の公園通りのけやきもうっすらと紅葉していて季節の移り変わりを感じます。日中も過ごしやすい気温で、スポーツや行楽に最適な季節です。そのような中、10月9日(日曜日)に陸上競技場で、市民体育祭が盛大に行われました。当日はさわやかな秋空の下、各チームの皆さんが障害物競走や綱引き、年代別リレーなどさまざまなプログラムで汗をかき、家族のふれあいはもちろん、地域での親睦も深めることができたようです。最近では、なかなか選手が集まらないなどの理由で、このように市内の町内会が一堂に会して市民体育祭を実施している自治体は少なくなってきています。朝霞市でも町内会の役員の皆さんが選手集めにとても苦労をされているという話を聞いています。しかし、東日本大震災発生以来、地域コミュニティの大切さが見直されている中で、私はこのような行事を続けていくことの意義はとても深いと思っています。それは、市民体育祭に参加していただくこと自体が、災害時の訓練としても役立っているからです。当日会場に集まっていただくことは参集訓練につながります。また、参加者の食事をつくったりすることは炊き出しの訓練にもなっています。何より、終わった後の懇親会は、地域の親睦を深めることに大いに役立っていると思います。市民体育祭はスポーツの祭典ということで、体力づくりばかりに目が行きがちですが、ほかにも大切な要素がたくさん含まれています。当日は皆さんのテントを回らせていただきましたが、それぞれの地区で工夫を凝らして食事の準備をしていて、地域の皆さんで和気あいあいと食べていらっしゃいました。中には、大きな寸胴鍋(ずんどうなべ)で朝からカレーを煮込んでいる町内会もあり、子どもからお年寄りまで、皆さんで楽しそうに食べている姿が印象的でした。
 このように、それぞれのテントの下では素晴らしい地域の繋(つな)がりが形成されています。今年は17地区の皆さんに参加をいただきましたが、来年はさらに多くの地区の皆さんに参加していただき、朝霞の地域コミュニティを大きく育んでいきたいと思っています。
 ではまた。

朝霞市長 富岡 勝則