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市長コラム平成23年7月「安(やすらぐ)」

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 記事ID:0001571 更新日:2011年7月1日更新

平成23年7月「安(やすらぐ)」

 皆さんこんにちは。
 うっとうしい梅雨が間もなく明け、夏本番になろうとしています。今年は去年より2週間も早い梅雨入りだったので、この分だと梅雨明けも早まり、「彩夏祭」は雨の心配がなくなるかなと、少し期待しています。
 さて、6月4日に東日本大震災の被害が大きかった岩手県宮古市や釜石市を視察してきました。毎日のようにテレビの映像や新聞の写真などを見ていたので、ある程度の心づもりはありましたが、津波に飲み込まれ住宅の土台だけが残る光景や、道路の両脇に高く積まれたがれきの山を目の当たりにして、私は声を失いました。がれきの中には生活の痕跡がうかがわれ、われわれから見ればただのがれきでも、この地で暮らしていた方々にとっては、大切な思い出がたくさん詰まった特別なものなのではと目頭が熱くなりました。
 視察を終え、あらためて地震や津波による被害の大きさを肌で感じ、震災からの復興に少しでも協力しなければという思いを一層深めました。
 ところで、福島第一原発事故による放射能汚染について、たいへん心配な日々が続いています。市民の皆さんの関心も高いようで、「日ごろ子どもたちが過ごしている学校や保育園などの放射線量がとても気になる」というご意見をたくさんいただきました。私は保護者の皆さんや子どもたちが少しでも安心して過ごすことができるようにと思い、小・中学校や保育園、市内120か所の公園について放射線量の測定を行いました。また、5月25日から1日4回、市役所正面玄関で大気中の放射線量の測定を始めたほか、これから夏に向けてプールを楽しみにしている子どもたちのため、市内の小・中学校と溝沼こどもプールで、プールの水の放射性物質の検査も行いました。皆さんの生活に欠かせない水道水も含め、今のところまったく問題のない値ですのでご安心ください。測定は今後も定期的に続け、市ホームページで公表していきますので、ぜひご覧いただいて、生活の目安にしていただければ幸いです。
 ではまた。

朝霞市長 富岡 勝則