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市長コラム平成23年6月「思(おもい)」

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 記事ID:0001572 更新日:2011年6月1日更新

平成23年6月「思(おもい)」

 皆さんこんにちは。
 福島第一原発の影響がまだ残っているなか、夏の電力不足に備えていろいろな場所で節電対策が取られています。駅の構内や電車の中、デパートやスーパーでは、蛍光灯を間引いて節電に協力しています。初めは暗く感じて「あれっ」と思うこともありましたが、最近では慣れて不便を感じないようになりました。市役所でも日ごろから節電に努めていますが、今年は「夏季の節電対策基本方針」を定め、ゴールデンウィーク明けから取り組んでいます。内容は、庁舎内や施設の蛍光灯を3割ほど間引いたり、冷房の温度を28度に徹底するというものです。またクールビズも、5月から10月までの6か月間と、いつもより2か月延長することにしました。市役所に来た時には少し暗くてご不便をおかけすることもあるかと思いますが、この夏の電力不足を乗り切るためにぜひご協力をお願いします。
 さて、5月12日(木曜日)、原発による避難者の受け入れを行っている会津若松市に、リサイクル自転車50台と、車いす10台を寄贈してきました。会津若松市には、福島第一原発のある大熊町が役場ごと移転していて、約2,800人の方が、東山温泉など市内で避難生活を送っています。朝霞市は福島県に猪苗代湖自然の家があったことが縁で、会津若松市とは以前から交流がありました。そこで何かお手伝いできることはないかと思い、日常の足となる自転車と車いすを届けることにしました。自転車は、引き取り手のない放置自転車を、車いすは市と社会福祉協議会で用意し、埼玉県自転車軽自動車商協同組合の皆さんに整備していただきました。また、会津若松市までの搬送は、埼玉県トラック協会朝霞支部が引き受けてくださるなど、皆さんの思いが一つになって実現することができました。ご協力いただいた皆さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
 菅家(かんけ)会津若松市長のお話では、会津若松市の放射線量は問題ない値なのに、観光客は風評被害で10分の1に減少するなど大変な状況になっているということでした。皆さんも支援の意味も含め、ぜひ会津若松へ足を運んでいただき、すばらしい歴史と伝統に直接ふれてみてはいかがですか。
 ではまた。

朝霞市長 富岡 勝則