市長コラム平成21年6月「行（おこなう）」

平成21年6月 「行（おこなう）」

　皆さんこんにちは。
　新年度に入り、早２か月が過ぎました。新入生、新社会人となった皆さんにとっては、新しい環境の中で戸惑いもあったことと思います。でも、だれもがそうであるように、まだ、始まったばかりです。肩の力を抜いて、少しずつ、着実に進んでください。
　さて、今年のゴールデンウィークは、例年とは様子がちょっと違っていました。まず、高速道路の割引制度です。土・日曜日、祝日に限り、ETC搭載車（普通車）は千円で高速道路を利用できるようになり、遠方まで行かれた人も多かったと思います。また、高速道路のサービスエリアや行楽地などは多くの人出で、経済効果も大きかったのではないでしょうか。しかし、一方では例年以上の渋滞が起こりました。今後もこの状況は続くと思いますので、交通事故等が増えないことを願うばかりです。私も時間ができたら利用してみたいと思いますが、でも当分は…。
　そして、もう一つは、新型インフルエンザのことです。テレビ、新聞等で毎日のように報道されていますが、メキシコ、米国等をはじめ、４０か国以上に感染者が広がってしまいました。わが国でも、初めて新型インフルエンザへの感染者が確認され、大阪府や兵庫県の高校生などに感染が拡大しています。そのため、自治体によっては学校の休校や外出自粛などの措置を取るなど、その対応に追われています。今後、これ以上感染が広がらないことを祈るばかりです。
　市では、新型インフルエンザに対応するため、すでに庁内に対策委員会を組織し、きるだけ具体的な行動がとれるよう「朝霞市新型インフルエンザ対策行動計画」の策定に当たっています。また、時々の状況に応じて緊急対策会議を開き、現状の把握や今後の対応などを検討するとともに、広報紙や市ホームページにより、注意喚起や最新情報をお知らせしています。ぜひ、ご覧いただき冷静に対応していただくようお願いします。
　皆さんも予防として、一人ひとりが手洗い、うがいを行い、せきがでる場合には必ずマスクの着用をお願いします。せきエチケットもお忘れなく。
　ではまた。

朝霞市長　富岡　勝則