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市長コラム平成20年8月 「心(こころ)」

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 記事ID:0001535 更新日:2008年8月1日更新

平成20年8月 「心(こころ)」

 皆さんこんにちは。
 いよいよ夏本番、溝沼子どもプールにも連日たくさんの子どもたちが訪れ、にぎわっています。この時期、子どもたちにとっては、夏休みの宿題の進み具合も気になり始めるころですが、計画的にやるべきことをやり、暑さに負けずに夏休みを思い切り楽しんで欲しいと思います。
 さて、6月14日(土曜日)午前8時43分に、マグニチュード7.2、震度6強の岩手・宮城内陸地震が発生しました。私も、すぐさまテレビをつけましたが、各地の震度情報や、備え付けのビデオカメラが撮影した発災時のテレビ局内の様子などが繰り返し流されるだけで、なかなか被害状況を把握することはできませんでした。しばらくして、市町村の職員との電話による状況確認が報道されましたが、まだ情報が少なく、被害の概要を知るまでには至りませんでした。もっとも、被害の大きな地区に住んでいる職員であれば、発災直後の取材に対応できる余裕などないはずです。朝霞市が実施した職員防災訓練でも、参集の連絡を受けてから1時間以内に市役所に到着したのは62人で対象者の約10%という結果がでていますが、災害の規模によってはもっと少なくなるのではと思っています。案の定、時の経過とともに、テレビ画面には、大きな地滑りにより道路が寸断され、岩肌がむき出しになった山林の模様や、土砂に押し流された旅館などの映像が流れはじめ、あまりの光景に、自然の前では人間がいかに無力であるかということをつくづく感じさせられました。
 そのような中、地元の消防団や、応援に駆け付けた近隣の消防、警察の関係者、自衛隊、他の自治体職員、ボランティアの方々の活動が連日続けられておりましたが、このような人的な支援は、被災された直後の皆さんにとって大きな心の支えであり、勇気を与えてくれるものです。一方で、任務を遂行し撤収する自衛隊員に、ありがとうと頭を下げ、手を振る住民の方々の姿をテレビで見ましたが、大変な思いをされていても感謝の気持ちを忘れずにいる人々に、日本人らしい心を見た思いがし、少しホッとした気持ちになりました。
 被災地の一日も早い復興を心からお祈りしています。
 それでは、また。

朝霞市長 富岡 勝則