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市長コラム平成20年5月 「広(ひろがり)」

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 記事ID:0001538 更新日:2008年5月1日更新

平成20年5月 「広(ひろがり)」

 皆さんこんにちは。
 新しい年度が始まって、早くも1か月が経過しました。4月から新たな環境に飛び込んだ皆さんも、そろそろ慣れてきたころではないでしょうか。なかには、自分の置かれた状況が最初の思惑と違ってしまい、戸惑っている方もいるかもしれません。しかし、まだ始まって1か月です。あまり肩ひじを張りすぎるとストレスがたまりますので、リフレッシュする時間を取り入れながら最善を尽くしていただければと思っています。
 さて、市では、4月から「朝霞市高齢者安心見守り通報システム」事業を開始しました。これまでも、病気などにより自分自身で緊急通報が困難な1人暮らしの高齢者などを対象として「緊急通報システム」を実施していましたが、この事業は、安心・安全のまちづくりの観点から、健康に不安を感じている高齢者にも同様のサービスを利用していただけるよう新たに制度化したものです。具体的には、概ね65歳以上の健康に不安を感じている1人暮らしの高齢者または高齢者のみの世帯で、機器の設置が適当と認められる方を対象とし、急病などの緊急時に、身に付けているボタンを押すだけで自動的に消防署に通報されるというものです。新しい制度の利用者の皆様には、自己負担として月額500円を頂くことになりますが、日常生活における不安感を少しでも取り除いていただければと考えています。
 しかし、これはあくまでも補助的なものであり、この制度ができたからといって、1人暮らしの高齢者の不安がすべて取り除かれるわけではありません。やはり、いざというときに近隣の方の協力が得られると思える状況にあることが、何より大切なことであると思います。ですから、もし、皆さんの周りに1人暮らしの高齢の方がいらっしゃるとしたら、普段から積極的にコミュニケーションを図っていただきたいと思います。そうした協力は、市にとりましても大変ありがたいことであると同時に、「人を思いやる気持ち」が広がることで、より明るく暮らしやすい地域社会が形成されていくことになると思うのです。
 是非、皆さんのお力添えをお願いします。
 それでは、また。

朝霞市長 富岡 勝則