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市長コラム平成18年2月 「郷」

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 記事ID:0001517 更新日:2006年2月1日更新

平成18年2月 「郷」

 皆さんこんにちは。朝霞市長の富岡です。
 新年を迎えてから早いもので1か月が過ぎました。私は、新年早々に近くの神社にお参りに行き、家族の健康と、「さわやか・あたたかい朝霞づくり」に向けて充実した年になるようお願いしてきました。
 さて、先月の9日にゆめぱれす(市民会館)で成人式が開催され、市長として初めて出席しました。市町村によっては、新成人の傍若無人な振る舞いから、式典が台なしになったケースもありましたが、本市では、東洋大学管弦楽団のご協力で音楽成人式を挙行しており、新成人の代表者による司会・進行により、終始和やかな雰囲気の中で式典が進められました。
 成人を祝うしきたりは古くからあり、男は、“元服(げんぷく)”、女は“裳着(もぎ)”や“髪上げ(かみあげ)”などの儀式が行われていたそうです。現在のような成人式は、終戦後の昭和21年に、青年たちに明るい希望を持たせてやりたいと「成年式」が行われたのが始まりとも言われ、現在の埼玉県蕨市が発祥の地とされています。
 私は、新成人に向けたあいさつの中で、郷土朝霞に愛着を持って、朝霞のまちをよりよいまちにするため、市政に積極的に協力していただきたいとお願いしました。
 昨年亡くなられた本田美奈子さんは、幼少のころに朝霞に引っ越しされてきましたが、生前、彼女は朝霞のまちを「今でも一番大切な場所」と言い、母校の中学校の行事などに参加したりと、この朝霞をふるさととしてたいへん愛していたそうです。また、その後、歌手として忙しいスケジュールをこなしながらも、大好きな朝霞の自宅から仕事先に向かっていたと伺いました。
 本市では、転出入の動きが多いことに加え、若い世代の比率が高く、単身世帯などでは居住年数も短かく、残念なことに近所づきあいや地域の催し物に参加する気持ちが薄れてきているようです。
 私は、新成人になった方々をはじめ、多くの皆さんに、ぜひ、市政に目を向けていただき、「私のふるさとは朝霞」と、胸を張って言えるようなまちを、皆さんと協働で築いていきたいと思います。
 ではまた。

朝霞市長 富岡 勝則