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庁舎耐震工事の進みぐあい(平成28年10月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年11月15日更新

 平成28年10月の、庁舎耐震工事の進みぐあいをお知らせします。

 今月は、議場棟の2階で鉄骨ブレース(補強で斜めに入れる材料)の取付工事などを行いました。建物を使いながら、建物内側に大きな鉄骨を入れる作業ですが、工事方法などを工夫して安全・確実に作業を進めました。

議場棟2階に鉄骨ブレースを入れました

鋼管コッター説明

 今回の工事では、議場棟は鉄骨で補強することで建物を強くする方法(耐震工法)をとっています。


 この場合、補強で入れる鉄骨(左の図で茶色の部分)と、元からある部分(周囲の鉄筋コンクリート・灰色の部分)をしっかりと固定する必要があります。

 しかし、議場棟の柱や梁には、内部に鉄筋が入っているほか、特に横方向の梁には強度を増すためにワイヤーが入っています。これを傷付けると、元々の建物の強度が失われてしまいます。

 普通の方法では、固定ボルトを内部深くまで入れる必要があって、鉄筋やワイヤーを傷付けてしまうおそれが高く、そのままでは工事できません。

 そこで、今回の工事では、内部を傷付けずに固定できる「鋼管コッター」と呼ばれる鉄パイプを使った方法で作業します。

 今月は、この鋼管コッターを使って鉄骨を固定する様子を詳しくご紹介します。

鋼管コッター説明
建物と鉄骨を結びつける鋼管コッター(鉄製のパイプ)です。あらかじめ中身を詰めてあるもの(右側)と、空間のままのもの(左側)の2種類があります。
右側の中身を詰めてあるものは、天井側の固定に使います。
鋼管搬入状況

実際に1本を手に取ってみました。さほど大きくないパイプですが、ずしりと重みがあって、しっかり持たないと落としてしまいそうな感じです。

鋼管拡大
パイプの長さは、およそ20センチメートルです。普通はもっと長いボルトを使って固定しますが、このような短い長さでもしっかりと固定できるのが、鋼管コッターを使った方法の大きな特徴です。鋼管寸法
作業開始です。円形に穴をあける特殊なカッターを使って、建物の柱や梁に円形の溝をつくります。穴明け状況
こんな感じで、円形に溝ができました。溝の深さは3センチメートル以下で、内部の鉄筋などには影響ありません。穴明き状況
先ほどの鋼管コッター(鉄パイプ)を接着剤で固定した様子です。下に見える赤い部分は接着剤です。接着剤が固まるのを待って、パイプの固定完了です。鋼管接着状況
鋼管コッター(鉄パイプ)を一定の間隔で建物に取り付けました。この内側に、鉄骨のブレースを入れます。鋼管コッター設置状況
内側に鉄骨を入れた様子です。この後、周囲のすき間を埋めます。これで、地震の横揺れに耐える鉄骨ブレースと、周囲の建物の柱や梁が一体化しました。
議場棟の2階には、渡り廊下から事務室にかけて大きな鉄骨ブレースが1箇所入ります。
ブレース設置状況

 今回の工事では、設計・施工・工事監理を一体とした発注にしています。「建物を使いながら工事し、必要な耐震性能を持たせること」を条件として、工事方法は請負業者から自由に提案してもらう方法です。

 市が発注する通常の工事では、設計が完成してから工事の入札を行いますので、施工業者の独自技術や最新技術を設計に入れることは難しいのですが、この方法であれば、世の中にある様々な技術を柔軟に活用することができます。

 鋼管コッターを使った工事方法は、今回の工事の請負業者が開発したもので、上に示したメリットのほかに、低騒音であることなどの特徴があります。プロポーザル(請負業者を選ぶ手続き)の際に、議場棟にこの方法を使う提案があり、全体のコストダウンにもつながることから、採用することになりました。

建物の下側を全部掘り広げました

最後に残っていた、本館の中央部分を掘り広げました。トイレや階段などの下側にあたる部分です。少しずつ建物の下側を掘ってきましたが、ようやく全部見通せるようになりました。4工区掘削状況
議場棟と本館がぶつからないように、本館側の柱や梁を移設しています。作業中の重さを支えるために、下側にジャッキを入れています。オレンジ色に見える部分がジャッキです。ジャッキ設置状況

建物の周囲から土が崩れてこないようにするために、壁(擁壁)を作っています。今月は、地下1階から地上部分までが出来上がりました。先月にくらべると、だいぶ高く見えます。

擁壁築造状況